多摩区・麻生区 社会
公開日:2025.11.28
盲導犬への理解深め
麻生区 片平小で訪問授業
盲導犬や視覚障害への理解を深めてもらおうと、市立片平小学校(麻生区)で11月17日に訪問授業が行われた。
盲導犬の育成支援に力を入れる川崎白百合ライオンズクラブ(相原高広会長)が今年度から啓発への協力に取り組んでいるもので、(公財)日本盲導犬協会の「盲導犬学校キャラバン」として行われた。同協会の職員が視覚障害や盲導犬の役割、盲導犬ユーザーにも衛生管理などのルールがあることを解説。人が好きになるように育てられているため「仕事がおろそかにならないよう、盲導犬に会っても、触ったり声をかけたりしないで」と説明した。視覚障害のある内田明利さんと盲導犬の「ウェイ」も来校し、歩き方を実演。「盲導犬は信号の色は判別しない。ユーザーは音を頼りにしているので、困っている人がいたら声をかけて。話しかけるのが恥ずかしかったら『青になったから渡ろう』など、独り言でも助かります」と呼びかけた。
参加した児童は「盲導犬のことを知らなかったけれど、こんなに大変なんだとわかった。家族みたいな関係で暮らしているのがすごいと思った」と話した。
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