多摩区・麻生区 政治
公開日:2025.12.05
麻生区・多摩区選出市議
区民の声、市長へ届ける
2026年度予算要望
麻生区と多摩区選出の川崎市議会議員団はこのほど、2026年度の川崎市予算編成に関する要望書を福田紀彦市長に手渡した。次年度の予算編成に向けた恒例の取り組み。各議員団は要望書に基づき、市役所市長応接室で福田市長と意見を交わし、地域課題への対策を求めた。
麻生区
麻生区選出の市議団は11月26日、【1】川崎新都心「新百合ヶ丘駅周辺」に相応しいまちづくり【2】環境対策に配慮した区内主要都市計画道路の整備促進【3】コミュニティ交通等、市民の移動手法の確保【4】鉄道輸送の充実【5】都市農業の振興【6】緑陰型公園・里山の整備【7】市民利用施設の充実【8】防災・防犯対策-の8項目からなる要望書を市長へ提出した。
新百合ヶ丘駅周辺のまちづくりについて、市民や事業者の意見を最大限取り入れた計画となるよう努めることを要望。取り組みの方向性を示す「基本的考え方(案)」が今年度中に示される見通しであることから市民らへ丁寧に説明する機会を設けることも求めた。
バス路線が未整備・脆弱な上、減便の課題も加わり、駅結節が不自由な多摩美・細山・麻生台・岡上・片平・向原地区などでは、コミュニティ交通などを市主体で導入し交通不便地域の解消に一層努めることを要望。高齢化で担い手不足が懸念される里山保全ボランティアの活動支援拡充、防犯カメラの積極設置なども求めた。福田市長は新百合のまちづくりについて「しっかりと計画を示さなければならない」と述べたほか、犯罪件数の削減やコミュニティ交通の利用促進などにも力を入れる考えを示した。
多摩区
多摩区選出の市議団は11月28日、32項目を要望した。「登戸土地区画整理事業の促進」では事業が最終段階に入る中、住民の要望を取り入れしっかりと仕上げることを要望。「生田緑地等の総合的な整備及び活用」に関しては新たな市民ミュージアムの建設などで期待が高まる一方、高台にあるため災害時の避難場所としても重要であり、災害対策も含めた整備を求めた。区内の丘陵地帯や宿河原・生田・南生田・中野島などの交通不便地域へのコミュニティ交通、デマンド交通などの早期導入、通学路・公園への防犯カメラ設置の促進、市営住宅の自治会運営への支援なども要望した。「多摩川河川敷の災害対策」「生田地区における生涯学習拠点施設の整備」「稲生橋交差点付近の渋滞解消」「区内雨水排水対策の早期実現」「五反田川の環境対策」なども盛り込んだ。
市長は登戸駅周辺の交通安全対策や市営住宅の自治会への対応、生田緑地の整備などについて議員と意見交換し、認識を共有した。
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