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多摩区・麻生区 文化

公開日:2025.12.19

全国公募展で4位入賞
書道教室主宰 舟林さん

 麻生区新百合ヶ丘で書道教室を主宰する、舟林爽香さんが11月19日から24日まで東京都美術館で開催された書の全国公募展「第47回東京書作展」で4位にあたる東京新聞賞を受賞した。舟林さんは「思ってもいなかった。意外」と喜びをにじませつつ、受賞時の思いを語った。

 同展は新鋭書家の発掘などを目的に年に1回開催。47回目の今年は一般の部で全国から1223作品の応募があった。10月14日から16日にかけて4次にわたる審査が行われ、11月19日に表彰式が実施された。

 今回、東京新聞賞を受賞したのは、中国の詩人、杜甫の『吹笛』を書いた作品。詩にある「笛を吹きながら」の風景を思い浮かべて書き、きれいな線質にこだわったという。舟林さんはこのほかに、萩原朔太郎の『公園の椅子』を題材にした作品でも優秀賞を獲得している。

 「書道をしていると自分の考えが広がっていく」と舟林さんは話す。紙一つとってもいろいろな「世界」があり、「楽しい」。今後は「一目で自分の書だとわかる書家になりたい」と語った。

 指導者としても活動する舟林さんは書道の普及に向けて「敷居が高いと思わず、気軽に挑戦してほしい」と呼びかけた。

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