県政報告 性犯罪の根絶を! 県会議員(川崎区選出)公明党 西村くにこ
防災警察常任委員会に所属している私のもとに、県内で活躍されている女性弁護士の方々から、ご要望の声をいただきました。神奈川県における性犯罪被害の支援を充足させてもらいたいというものです。
「かならいん」を知っていますか?
神奈川県には、かながわ性犯罪・性暴力被害者ワンストップ支援センター「かならいん」があり、性犯罪被害者やそのご家族からのご相談を、24時間365日いつでも受け付けています。また必要に応じて、専門職員が医療機関や警察へ付き添います。先にご紹介した弁護士の方々は、訴訟や被害届の提出など、被害者に寄り添いながら相談に応じて下さっています。誰よりも当事者の心情を知る立場から「性犯罪被害に専門的に対応できる病院が必要」だと訴えてこられたのです。
県と神奈川県産科婦人科医会との間では協定が結ばれ、県内42の医療機関が協力病院として被害者の方の不安を少しでも和らげるような配慮を行って下さっています。
ワンストップの支援体制を
県外に目を転じると、阪南中央病院(大阪)や日赤なごや(愛知)のように、性犯罪被害にワンストップで対応できる拠点病院として、専門知識を持つ看護師を配置したり、一般の患者とは出入り口を変える等、被害者の感情と個人情報の保護に細心の配慮を払いながら取り組んでいる例があります。また、被害者の同意があれば、被害届を出す前に証拠を採取、保存する仕組みも広がってきました。
私は、被害を受けた直後に被害届を出すかどうか決定させるのではなく、【1】被害者に寄り添い心身の安定を図る【2】加害者を絶対に許さない。そのために、県警との連携を密にした専門的な知識を有する拠点病院が必要だと、先の定例会の委員会質疑で訴えました。
具体的な提案で課題を乗り越え、性犯罪の根絶を目指して参ります。
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4月19日
4月12日