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幸区 人物風土記

公開日:2015.06.05

全米大会で優勝した川崎キッズチアリーディングチームクラブバンビーズの代表を務める
小田 香さん
下平間在住

「子どもの力は無限大」

 ○…チアの本場、アメリカの大会「ザ・サミット」に初出場し優勝を飾った。「これまでの優勝の中で一番嬉しい」と喜びを表す。不安な気持ちで臨んだものの、予選通過は1位。周囲の期待が高まる中、子どもたちには「日本人らしい演技をすること」と伝え、2位とは0・25差という僅差で優勝した。中でも、演技を揃える「質」の採点項目では満点をたたき出した。「自分たちの狙っていた通りに優勝できた」と満足した表情を浮かべる。

 〇…チアとの出会いは中学時代、友人からチアの映像を見せてもらったことがきっかけ。見た瞬間に虜になった。チアの部活がある高校に入学、持ち前のリズム感や運動神経を生かし、全国大会等で実績を積み上げた。母校の下平間小学校で演技をする機会があり「アイドルを見るようにとても喜んでくれた」。自分達もやってみたいとの声を受け、2003年に「バンビーズ」をスタートさせた。

 〇…南幸町生まれ。ずっと地元で育ち、ダンスやバトンが得意な少女だった。一方で、手芸や裁縫なども好きで、母親に教えてもらった思い出も。息抜きは友人との海外旅行。しかし、常に旅先のチアが気になり、旅のプログラムに視察が入っているという。「どの国にも普及しており、気になってしまうんですよね」。現在はバンビーズのほか、大学生にも指導を行う。「チームの演技構成などを考えていると、毎日チアのことが頭から離れない」と笑う。

 〇…「バンビーズは練習が厳しいと有名ですけど、結果を出すためには競争心を養っていかないといけない」と力を込める。創部当初、5人の生徒から始まったバンビーズ。現在は約90人が所属、夏に行われるジャパンカップは7連覇中と全国でも屈指の強豪チームになった。「努力した分、結果が出たときの喜びは格別」と笑顔に。「何よりも子どもの力は無限大。子どもたちの能力を伸ばすのが私の信念です」

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