幸区版 掲載号:2017年2月24日号 エリアトップへ

今シーズン、川崎フロンターレの監督に就任した 鬼木 達(とおる)さん 川崎市在住 42歳

掲載号:2017年2月24日号

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楽しめる試合を見せたい

 ○…「一戦一戦、勝ちにこだわった試合をしていきたい」―。指揮官就任に際し、神妙な面持ちで抱負を語る。優勝まであと一歩のところまで迫った昨シーズンだが、重要な局面で勝ち切ることができなかった。「攻撃を仕掛ける回数が足りなかった」と振り返る。今シーズンは家長昭博選手、阿部浩之選手と頼もしい新戦力も加入した。手ごたえを感じている様子で、目標のタイトル獲得への視界は良好だ。

 ○…千葉県船橋市出身。市立船橋高校を卒業し、1993年に鹿島アントラーズに入団。1998年と2000年からの計8年間は川崎フロンターレでプレーし、2005年のJ1昇格への立役者となった。2009年からはトップコーチとして歴代監督を支えてきた。監督となったものの、選手との距離感はコーチ時代と変わらない。麻生グラウンド併設のクラブハウス内にある監督室で過ごす機会が多かった風間八宏前監督とは違い、コーチ陣や選手らがいる部屋でともに過ごすことが多い。「皆とコミュニケーションが取りやすいようにしている」

 ○…余暇の過ごし方もサッカー一筋。自宅でテレビのサッカー番組を視聴するなど研究に余念がない。サッカー以外では「強いて言うならば、自分へのご褒美として寿司を食べに行くことかな」。以前はマグロなどを好んでいたが、味覚が変わり、「最近では光物を食べるようになった」と目を輝かせる。

 ○…年初に川崎大師平間寺で行った必勝祈願ではサポーターや商店街関係者から「楽しいサッカーを期待している」と温かい声をかけられた。「プレッシャーはあるが、選手にはそれ以上に楽しんでプレーしてほしいと伝えている。観客も楽しめないからね」。引き続き、川崎フロンターレの持ち味である攻撃的なサッカーを継承。他のスタジアムでは味わえない迫力のあるプレーが楽しめる「等々力劇場」を展開していく。