幸区版 掲載号:2015年7月31日号 エリアトップへ

南河原小学校6年生児童の製茶活動を指導する 田邉 幸男さん 南幸町在住 76歳

掲載号:2015年7月31日号

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茶の栽培通し児童見守る

 ○…南河原小児童が行う自然とふれあう体験活動に、茶の栽培・収穫・製茶の指導者として長年携わる。今月には児童らとともに、市長や教育長に収穫した新茶を贈呈した。「気候の変化などで作物を作るのは大変。自分たちで大事に育てるということを子どもたちに学んでほしいよね」と30年以上続く伝統行事の意義を語る。今後は、児童の親たちに飲んでもらう予定だという。「子どもと親、地域の交流という意味がある。美味しいと言ってもらえたら嬉しいよね」

 ○…1930年から続く茶の小売店「田辺茶舗」の2代目。夫人と長男の3人で店を経営する。長男が同校に在籍し、PTA会長を務めていた頃、県の施設から茶の木を譲り受け校庭で栽培することになった。「偶然かもしれないけど、茶の道に進むものとして教えることにした」。現在は孫が5年生で来年は直接教えることになるという。「孫に限らず、子どもたちがお茶のことを知ってくれたらそれで満足だよ。大人になっても覚えていると思うよ」

 ○…39年、南幸町生まれ。学生時代は弓道に打ち込み、全国大会に出場した経験も。高校卒業後、病院関係の仕事に携わるも父親の勧めで店を継ぐことになった。以降、商店会会長や町会長を務め「365日休むことはなかったよ」と40年近く店の経営や地域振興に力を注いだ。「私にとってここが故郷だから。頑張るのは当たり前」と語り、今では多くの地域住民が立ち寄る店になっている。

 ○…茶の文化普及のために、これからも製茶指導は続けていくという。「これまで積み重ねてきたものがあるから。今さら他の世界には行けないよ」ときっぱり。何より子どもたちの笑顔を見るのが嬉しく「子どもたちのことが好きなんだろうね」と微笑む。「今の教育には地域が関わることが重要。これからも続けていきたいね」。茶の専門家としてこれからも子どもたちの成長を見守る。

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