神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
幸区版 公開:2015年9月11日 エリアトップへ

一般社団法人幸交通安全協会の会長を務める 中川 潔さん 大宮町在住 61歳

公開:2015年9月11日

  • LINE
  • hatena

事故根絶へ、地道に活動

 ○…前身の御幸交通安全協会発足から約50年、政令指定都市になり現在の名称になってから40年以上が経過した同協会。6代目の会長に今年5月に就任した。「歴代の会長の意志を引き継ぎながら、交通マナーの普及と死亡事故ゼロを目指したい」と意気込む。同協会の理事を務めてからは約20年間、交通安全活動に従事してきた。「これまでの経験を生かして、地域の交通安全に貢献できたら」と表情を引き締める。

 ○…高校卒業後、「安全に暮らせる街が理想」との思いから、神奈川県警の警察官になった。しかし、川崎駅西口にあった家業の旅館業を継ぐため5年で退職。西口の開発とともに旅館業を辞めた後は、不動産管理業を営む。地元町内会会長を務めるほか、保護司会、防火協会、地区社会福祉協議会などに携わり「休む間もない」と言うほど多忙な日々を過ごす。「何事も頼まれたら、断れない性格だからね」と笑うが、熱心な行動力は周囲からの信望を得ている。

 ○…1954年、大宮町生まれ。幸町小学校卒業後は私立中学、高校に進学。生まれた時からずっと、地元幸区で青春時代を過ごした。結婚後、ひとり娘を育て上げ、現在は夫人と母親の3人暮らし。会長を務めてからはさらに忙しさが増す。「大好きな旅行とゴルフは思うように行けない」と苦笑するも、任された職務は全力で取り組みたいという意志が伝わってくる。

 ○…今年に入り、区内では2人が事故で死亡した。特に子どもが犠牲になった悲惨な死亡事故は忘れられず「私たちの役目は事故を根絶させること」と強調する。しかし、人口増加や平坦な土地柄から、自転車がからむ事故などが一向に減らない。9月21日からは秋の全国交通安全運動がスタートする。「事故の根絶には即効性のある対策はない。交通教育向上のためにも警察や行政、市民と一体となって地道に活動することが大切です」
 

幸区版の人物風土記最新6

鬼木 達(とおる)さん

今シーズン、川崎フロンターレの監督に就任した

鬼木 達(とおる)さん

川崎市在住 42歳

2月24日号

曽我 小百合さん

NFLチアリーダーのオーディション合格をめざし渡米する

曽我 小百合さん

高津区在住 34歳

2月10日号

大須賀 敦さん

「かわさきFM」の番組でメインパーソナリティを務める

大須賀 敦さん

川崎区在住 36歳

2月3日号

鈴木 隆司さん

西宮神社開門神事「福男選び」で10日、一番福を勝ち取った

鈴木 隆司さん

麻生区在住 21歳

1月27日号

庄司 佳子(よしこ)さん

日吉地区の魅力を伝える、日吉の「わッ」実行委員会の委員長を務める

庄司 佳子(よしこ)さん

南加瀬在住 64歳

1月20日号

小林 由紀子さん

幸区薬剤師会会長を約10年にわたり務める

小林 由紀子さん

戸手在住 73歳

1月13日号

あっとほーむデスク

  • 9月18日0:00更新

  • 7月11日0:00更新

幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2017年2月24日号

お問い合わせ

外部リンク