「第12回さくらフェスタ日吉」を主催する日吉分館市民実行委員会の委員長を務める 島田 和代さん 南加瀬在住
尽くす喜びが原動力
○…明日から2日間にわたり幸市民館日吉分館で開かれる「第12回さくらフェスタ日吉」の実行委員長としてメンバー7人とともに企画、準備を進めた。イベントは日吉分館で活動する団体の発表の場として定着。2日間で演奏会や発表会、体験イベントなどが行われる。実行委員として1回目から携わる思い入れのあるイベントでもある。「桜の季節に思い出してもらえるように、名前も私が決めたの」と笑顔を見せる。
○…分館がまだ無かった時、自身が学習する時は幸市民館まで自転車で通っていたという。「とても距離があって大変だった」と思っていたころに、地元から日吉地区にも文化施設を作りたいとの声が上がった。署名活動を行い、議会に請願すると出張所などとの合同庁舎として建設されることが決まり、施設運営の検討委員として携わった。こだわりは「光と風がたくさん入り、自然を取り入れた空間。そして、若者が集まれる場所」と強調。「完成後はとても満足でした。皆さんに良かったと言ってもらえたことも嬉しかった」。尽くす喜びが原動力だ。
○…千葉県の出身。結婚を機に川崎へ。鍼灸師として仕事するかたわら、3人の息子を育て上げた。家族5人で和太鼓を習っていたこともあり、今でも衣装やバチが家に残っているという。日吉分館での活動のほか、幸市民館の運営審議会を務め、東日本大震災発生後はマンションの防災委員会を立ち上げるなど、積極的に活動。「家族の理解があるからこそできるんです。とても感謝しています」
○…数年前、あまりの忙しさに講演会の準備中に倒れ、一時意識不明になった。「それからはみんなが、より優しくサポートしてくれる。活動は少しセーブし、若い人に託していかなければならないことも多い」とも話す。それでも多忙な日々を過ごすのは「好奇心が強く、人と触れ合うのが好きなんですね」。力強く語り、優しく微笑んだ。
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