今年度「おくすり手帳」に関する仕組みが変わる。安心と便利さがアップしたおくすり手帳を賢く活用して安全な薬の服用を―― 。



「おくすり手帳ってどうして必要なの？」



　薬局で薬をもらう時「おくすり手帳はお持ちですか？」と聞かれ、「忘れてしまった…」とうっかりした経験がある人も多いのでは。そもそもおくすり手帳はなぜ必要なのだろうか。



　薬の名前や飲み方、飲む量、もらった日に加えて、これまでの副作用やアレルギー等の情報を記録できるおくすり手帳。薬剤師に見せるだけで自分の身体のことを正しく知ってもらえる。「たくさん薬をもらったけど飲み合わせが心配…」「飲んでいる薬の名前を聞かれたけど思い出せない」といった患者の”困った”を解消してくれる。



　複数の医療機関を受診した時や引っ越した際も過去の薬情報が一目でわかるので自分で説明する必要がなくなる。「たまにしか薬局に行かないけど…」という人も過去に飲んだ薬の履歴が分かれば処方もスムーズ。副作用歴もチェックしてもらえるので安心だ。正確な情報を知ってもらい、安心安全な薬の服用を。



おくすり手帳持参で40円の節約に?



　今年度の制度改定によりおくすり手帳を持参した場合、薬局での支払いが約40円安くなる（負担割合により変動／表参照）。持っていくだけで安心のおくすり手帳。節約のためにもおくすり手帳を忘れずに。



電子おくすり手帳「ｈａｒｍｏ」が便利



　”うっかり忘れた”を防ぐ電子おくすり手帳「ｈａｒｍｏ（ハルモ）」はＩＣカードを薬局でタッチするだけでおくすり手帳の内容を薬剤師に見てもらえる。財布やカード入れに入れておけばＯＫ！かさばらないのも嬉しい。市薬剤師会では「１枚持っておけば安心に繋がる。手軽で便利。ぜひ活用を」と話している。

 

川崎市薬剤師会

神奈川県川崎市川崎区富士見1－1－1－5F

TEL:044-211-2325

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