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公開日:2014.04.18

絵本作家かこさとしさん
44年ぶり幸区に訪れる
北野書店フェアに合わせ

  • 書店で記念撮影するかこさん(左)と藤嶋学長=北野書店提供

 絵本作家、かこさとしさん(88)が3月29日、44年ぶりに幸区に訪れた。鹿島田駅近くの北野書店が「かこさとしフェア」を開いたことがきっかけで、当時暮らしていた東古市場周辺を散策。懐かしの再会もあった。

 かこさとしさんは1926年福井県の出身。作品数は物語や知識絵本、童話、紙芝居など500点以上に上り、63年サンケイ児童出版文化賞大賞、2008年菊池寛賞など数々の受賞歴がある。 

 「からすのパンやさん」や「だるまちゃんシリーズ」、「かこさとしからだの本」シリーズなどの人気作品があり、市内在住で親交の深い東京理科大学の藤嶋昭学長と共著で「太陽と光しょくばいものがたり」を制作したこともある。

 かこさんは、50年代後半から70年まで、民間化学会社研究所に勤務し、東古市場で暮らしていた。休日はセツルメント活動(貧困地区での生活向上と自立のための助力をする社会事業)に尽力。子どもたちに手作りの絵本や紙芝居を見せ、遊びを共に楽しむ中で生まれた話などがその後の絵本作品の原点となった。

 幸区を訪れた当日、約14年間すごした東古市場周辺を散策すると、自宅があった場所や三角公園(古市場第二公園)、古市場小学校などを巡った。「すっかり変わってしまったね。でもあの花屋さんはまだある」など興奮気味に話し、昔を懐かしんでいた。近所の住人と偶然再会すると、「久しぶりだね」と声をかけ合う場面もあり、「当時の子どもたちは、もう還暦をすぎただろう。子どもの頃の記憶や思い出を聞いてみたく、お一人でも会うことができたら」と再会を希望していた。

 かこさんは今回の訪問に関し、「この地を離れて40余年後、皆様のお計らいで訪れさせて頂き感謝致します」と想いを寄せた。

貴重な資料を持参

 かこさんは今回の訪問に合わせ、当時の活動を記した資料を自らまとめ持参した。手書きの地図のほか、かこさんイラスト入りのこども会活動作品集=写真右下=や当時の写真、セツルメント活動を子ども向けの幻灯ドキュメントとして作品にした経緯などがまとめられていた。

 幸区がゆかりの地ということで、かこ作品を展示、販売する「かこさとしフェア」(20日まで)を開催した北野書店の北野嘉信社長は「貴重な資料や子どもたちが書いた絵は、たくさん残っているそうです。『そのような資料の展示会などができたらおもしろいですね』と提案させて頂きました。また、思い出の公園に記念の物でもできたら嬉しい」と話していた。

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