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さがみはら南区 人物風土記

公開日:2014.06.26

元サッカー日本代表で、現在SC相模原でストライカーとして活躍する
高原直泰(なおひろ)さん
都内在住 35歳

世界知る稀代の点取り屋

 ○…2000年アジア杯ベストイレブン、2002年Jリーグ最優秀選手・最年少得点王―。輝かしい実績を持つ元日本代表FWは今年、新天地にSC相模原を選んだ。移籍後初先発となった秋田戦では早速ゴールを決め、ファンの期待に応えてみせた。ここまで、チーム最多タイの得点数を記録。世界を知る天性のストライカーは、得点力不足に悩まされていたチームをゴールという最高の結果で力強くけん引している。

 ○…静岡県出身。物心ついた頃からサッカーを始め、各年代の日本代表に選出されると、1998年にジュビロ磐田に入団。実力が認められ、アルゼンチンやドイツリーグへ移籍した。日本に復帰後、数クラブを転籍し、昨年は東京ヴェルディに所属。チーム最多の得点を挙げるも、チーム事情により今年は出場機会が激減。活躍の場を求め新天地を模索していた最中、かつての日本代表のチームメートである望月重良氏(現SC相模原代表)から声が掛かった。「ウチのチームの力になってくれ」。試合に出場できない現状を打破したいと、迷わず移籍を決断した。

 ○…今年35歳を迎えたベテランは、クラブを渡り歩くとともに様々な街の姿を目にしてきた。現在は都内在住。今回の移籍を契機に、初めて訪れた相模原は「大きい町だなと感じました。落ち着いていて、居心地は良いですよ」。基本的には練習場と自宅を行き来する毎日だが、練習後には座間市内の温泉施設で日々の疲れを癒すことも。「相模原には、お気に入りの洋食屋もありますよ」とほほ笑む。

 ○…今年設立したばかりのJ3リーグへの移籍。自前の練習場やクラブハウスを持たないチームでの挑戦。こうした状況下にも「環境は苦にしない。自分のやるべきことは変わらないから」と意に介さない。これまで同様、こだわるのは得点の二文字。世界を知る稀代の点取り屋がゴールを量産した先には、「優勝」の二文字がはっきりと見えてくる。

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