第45代相模原市議会議長に就任した 阿部 善博(あべよしひろ)さん 南区上鶴間本町在住 45歳
希望あふれる市議会に
○…相模原市議会歴代3番目の若さで議長に就任。議会を代表する立場であり、取りまとめ役という大任に、「市のビジョンが見えるよう、様ざまな議論の中から建設的な意見を出し、市民とともに希望あふれる議会となるよう努めていきたい」と抱負を述べる。また、「務めを果たしていくのはこれから。市民からも信頼され、議長として認められる存在になっていければ」と改めて気を引き締める。
○…上鶴間本町出身。南大野小学校、上鶴間中学、県立相模原高校と地元で学び育つ。辺り一面に広がる桑や栗の畑で遊んでいたのが心の中の原風景。「この市とともに成長してきた。(小学校で教わった)相模原音頭は身に沁みついているので、どこのお祭りに行ってもすんなりと人の輪に入っていけた」と、口調にも郷土愛が滲む。京都府の龍谷大学を卒業し同大大学院修了後、情報システム関連会社に就職。コンピューターの知識と技術を身に付けた。
○…顧客が抱える問題を解決することをIT業界で「ソリューション」と呼ぶ。「困っている人の話を聴き課題を見つけ、より良い改善策を提案する。議員の仕事も一緒だと思った」。32歳の時に、地元選出市議の後継者として初出馬し、当選を果たす。「地域のつながりや良い伝統を受け継ぎ、育ててもらった恩返しをするとともに、新しい分野でできる改革を模索した」。ITの知識を駆使しブログを綴ると「ブログ議員」、ツイッターで呟けば「ツイッター議員」と注目された。
○…29歳で結婚。一男一女に恵まれた。かつて議会中に傍聴席から「パパ!」と叫んだ息子も今では中学生。背丈も父を越えた。空いた時間があれば調べものや研究にあてる「根っからの真面目人間」も、子どもに勉強を教えるなど家族と過ごす時間は大切なひと時だ。議員としても4期目。地域行事への参加や市民との意見交換など「議員活動全般が楽しく、意義深い」。より良い議会へと歩みを進める。
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