さがみはら南区 人物風土記
公開日:2021.01.07
1月1日付で公益社団法人相模原青年会議所(相模原JC)の新理事長に就任した
飯塚 侑さん
緑区大島在住 36歳
地域の未来 信じて動く
○…第56代理事長に就任。新生活様式の中で組織の意義が問われる今、「個が集合するJCの多様性を武器に、誰もが活躍できる機会を感じられる運営を」と、明日を担う青年経済団体の舵取りに意欲を見せる。「大きな成果を生むために大きな事をするのではなく、小さな挑戦を積み重ねた集大成が成果となる」。取り組みに対する正解不正解ではなく、その過程に主眼を置く構えだ。
○…緑区中野出身。祖父も父も塗装業という血筋だが「自分はやりたくない」と子供心に感じていた。城山高時代はピザ店でのアルバイトに夢中になり、貯めた小遣いでピアノ教室に通い、バンドにも精を出した。ピザが客に喜ばれるとうれしくて、高卒後は飲食業を志すも、ある日、塗装会社の求人を父に紹介されたことが転機となった。
○…「稼げれば」ぐらいの気持ちで飲食とかけ持った塗装業だったが、祖父から3代にわたり世話になった会社への恩義もあり、やがて本職に。修業を経て、「けがと弁当は自分持ち」と言われる職人の待遇改善を胸に25歳で「飯塚塗研(株)」を起業した。だが懇意な元請けが傾き、資金繰りはもとより精神的にも苦しむ日々。理想の会社像を探し求めさまざまな経営者と交わるうちにJCを知り、30歳で入会した。
○…「信動〜信頼の輪が創る活力溢れる相模原の創造〜」と掲げた方針はそんな歩みに由来する。「入会前は人を信じることが怖くて自分すら信じられなかった。でも自分を信じて動けば道が開け、人と人との信頼にも結び付くことをJCに学んだ」。そして「会として、地域の未来を信じて動きたい」。ピザも音楽も塗装も…。ものを創り、人に楽しんでもらうことが性に合う。「そう考えると、JCもまちづくりだからつながるね」
ピックアップ
意見広告・議会報告
さがみはら南区 人物風土記の新着記事
コラム
求人特集
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











