さがみはら南区版 掲載号:2021年10月21日号 エリアトップへ

書家としてふるさとで初の個展を開催した 池田 早苗さん 相武台在住 75歳

掲載号:2021年10月21日号

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筆を持てる幸せに感謝

 ○…「最初で最後と決めていた」個展を、昨年10月にふるさとの岡山県で開催した。かな作品を中心に約50点を展示。コロナ禍でありながら、親戚や友人、多くの教え子らが足を運んでくれた。50年以上におよぶ書道歴の中で初の個展。「書に関わって生きてきた証。自身の集大成として考えれば、一度できれば充分です」と微笑む。

 ○…高校時代に、書道科教諭に強く勧められたことが書家への一歩となった。大東文化大学時代に本格的に勉強を始め、かな書の大家と言われた熊谷恒子氏、漢字は昭和を代表する書家・松井如流氏に師事した。大学時代に毎日書道展で初入選。卒業後は高校教諭として勤務しながら、両先生の自宅に通い腕を磨いた。結婚、出産により一時は書から離れたものの、現在は相武台の自宅で書道教室を開き、毎日書道展審査会員も務めている。「コロナ禍で大変な今の時代に、筆が持てていることが幸せ」と笑う。

 ○…身体を動かしたいと思っていた時、書道仲間と始めたゴルフが一番の趣味。練習ではご主人が教えてくれず、息子さんが手取り足取り指導してくれたそう。家族そろってコースを回ることが最高の息抜きになっている。「1年間レッスンに通ってもなかなか上達しない」と苦笑するが、「なんとかスコア100切りを目指したいの」と目を輝かせる。

 ○…自身が主宰する書道団体「卉香会(きこうかい)」の書展を11月5日から町田市で開く。団体名は師である熊谷氏が名付けてくれた。今回の展示では、昨年の個展で好評を博した自身の作品も展示する予定だ。「集大成の個展が終わっても、書きたい思いは抑えきれない。私にとって生きること=筆を持つこと。書を楽しむ境地に入れたら」

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