戻る

さがみはら南区 人物風土記

公開日:2024.06.13

中央区のギャラリーで個展を開催する
眠 海月(ねむ くらげ)さん(本名:山畑 美怜衣)
女子美術大学大学院在学 24歳

誰かの救いになる作品に

 ○...学生生活最後の年。成長を遂げた作品を見て欲しいという思いが今回の個展に込められている。生き物の一生が壮大な演劇のように感じることから「シアター」という個展名にした。「学びや反省点を生かし、自分の世界を楽しんでもらいたい」と前回の個展からパワーアップした点について語る。「時代を切り拓く女性アーティストによる美術展」(ベラドンナ・アート展)で今年入賞した。「自分の作品が認められたようで嬉しかった」と微笑む。

 ○...高校在学時、ブリューゲルの銅版画『大きな魚は小さな魚を食う』に衝撃を受け、創作活動を始めた。自分の夢に出てきたものやまどろみの中で見たようなものを作品を作りたいとの思いから作字名の苗字を「眠」に。クラゲになりたいと想像するほど大好きなことから「海月」とした。

 ○...埼玉県出身。幼少期から動物園が好きで、気に入った場所から動かなかった。幼いころの夢は生物学者。在籍する女子美術大学の近くの植物園で友人と虫捕りをするなど今も生き物が好き。「ひたむきに生きる姿が魅力」と生き物について熱く語る。博物館に行くのも好きで、館内のセミナーに参加し、勉強することがリフレッシュになるという。

 ○...銅版画の魅力は自分が描いた通りではなく、偶然が重なって作品ができることだそう。現在、就職活動中。「思うようにいかないが、焦らずにいきたい」と意気込みを語る。自分の作品を展示したい美術館として、銅版画の作品が多い国立西洋美術館を挙げる。作品を通じて命の循環を感じて欲しいという。今後の目標は「生き物に興味を持ち、生きることに対して頑張ろうという気持ちになる作品を作っていきたい」

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

さがみはら南区 人物風土記の新着記事

さがみはら南区 人物風土記の記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS