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さがみはら南区 人物風土記

公開日:2025.06.26

神奈川県行政書士会相模原支部の支部長に就任した
岡 光栄さん
鵜野森在勤 62歳

個でなく「つながり」を

 ○…6年間副支部長を務め、退会も考えていた矢先に支部長の話が舞い込んできた。迷いはあったが、「今までの経験が生かせる」と前向きに考えた。コロナ禍で、集まる機会がなくなるなど、支部の活動が止まった時間、顔を見て横のつながりを持つ大切さを実感した。「行政書士は個人での業務だからこそ、会員同士の関わりが大切。やりがいや問題解決になるような支部を運営していきたい」と意気込む。

 ○…横浜市港北区出身。父は司法書士であり土地家屋調査士でもあった。自宅と事務所は別だったが、学生時代、家の電話にも仕事依頼が来ているのを見て、「自営業はしたくない」と思っていた。結婚し、子育てが落ち着いてきたころ、リタイアを考えていた父の事務所を手伝うように。士業の面白みにも気づき、「一緒に仕事をしたい」と考え、資格取得を決意。「まさか自分が目指すなんて」と思ったが、食べる、寝る以外の時間は勉強で、座ることが苦痛になるほど。50歳で行政書士となった。

 ○…休む間もないほど忙しい日々。2カ月に一度は訪れる箱根や伊豆の温泉に癒されている。ここ2年間は「元気でいられる時間が少ないかもしれないからなんでもやってみたい」とファミレスで食べたことがないメニューを頼んだり、サウナの水風呂に挑戦したり、新しい楽しみを見出している。ちなみに初めて食べるメニューは「美味しかった率」が高いそう。

 ○…行政書士は個人から企業、ときには外国籍の人とまで幅広い層に対応する。「身近な存在としてなんでも相談できることを知ってほしい」。「まさか」の心変わりで歩み始めた士業の道。つながりを大切に社会の円滑な制度運用に貢献していく。

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