さがみはら南区 トップニュース社会
公開日:2025.06.26
大船渡復興支援有志
イベントで支援呼びかけ
28日、相武台「もっと知って」
今年2月に岩手県大船渡市で起きた大規模山林火災を受け、相武台団地連合自治会館(相武台団地2の3の8)で6月28日(土)、「第一回みんなで応援!大船渡!」が開催される。大船渡の物産販売や市内在住の声楽家、柚季純さんによる音楽トークセッションが行われる。4月に現地へ赴いた主催者のひとりは、「市の4%が燃えてしまった。交流都市である相模原市の人にも現状を知ってほしい」と支援を呼び掛ける。
相武台団地在住で「さんりく・大船渡ふるさと大使」である笹本二郎さんは東日本大震災以降、大船渡市へ復興支援を行ってきた。同団地在住の工藤澄雄さんとともに商店街のクリスマスマーケットや大規模火災直後に同団地でチャリティ大船渡物産販売会を行うなど、積極的に支援してきた。今回のイベントの主催者のひとり。
「偶然」相模原
一方、柚季さんは音楽業の傍ら、東日本大震災や能登半島地震などで災害支援やチャリティーライブを行ってきた。夫婦で支援を行う「チーム農歌」として石川県輪島市で「能登げんき祭り」を昨年11月に開催。そこで紹介してもらった「大船渡さんま焼き師」が「偶然」同じ市内で活動する笹本さんだった。
笹本さんらが団地内で行っている支援イベントの話を知り、「大船渡のために何かしたい」と柚季さんが今回の話を持ち掛けた。柚季さんは、これまでの支援の中で歌を通じ、コミュニティができたという経緯もあり、音楽で人がつながる大切さを実感している。大船渡市にはまだ足を運べていないものの、「相模原市と交流都市だから気になっていた。他人事とは思えない」と話す。
大船渡市では2月26日の火災発生から「鎮火」宣言が出されるまで40日かかり、平成以降最大規模となる約3370ヘクタールが焼失した。笹本さんは同団地でのチャリティイベントの寄付金を持って4月中旬に火災現場と避難所を訪れた。「崖に木が引っ掛かっていたり土がむき出しになったりしていた。これでもし雨が降ったり、台風がきたりしたらより被害が大きくなるのではと考えさせられた」と深刻な状況を語る。避難所へ同団地内のカフェで作られたキッシュを持って行くと、とても喜ばれたという。「相模原市内の人たちは大船渡の現状を知らなすぎる。イベントを通じ、大船渡を考える機会ができれば」と笹本さんは訴える。
継続を見込んで
「単発のものだと忘れられてしまう」とイベント名に「第一回」と入れた。イベントは午前9時から午後4時まで。柚季さんによる音楽とトークライブは午後1時から。収益金の一部は大船渡市へ寄付される。
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