さがみはら南区 トップニュース経済
公開日:2025.07.10
南区相模大野システム開発
樋口総研が上場
市内7社目 東京PM
南区相模大野のシステム開発「株式会社樋口総合研究所」(樋口総研)が7月4日、上場した。上場は市内企業で7社目。当日、東京証券取引所(東京都)で記念のセレモニーが開かれ、社員をはじめ関係者およそ50人が喜びを分かち合った。樋口陽平代表取締役社長(46)は「自分たちは相模原に育ててもらった。今後も地域への感謝を忘れず、持続的な成長を目指していきたい」と話した。
2010年設立
上場市場は、プロ投資家向けとされる「東京プロマーケット」(東京PM)。樋口社長は「自社株の売出しを最小限にとどめながら、公開企業としての責任を果たせる」と考え選択したという。
同社は2010年設立。現在本社を相模大野と渋谷区に構える。通信やソフト会社を主な取引先としシステムの開発、運用、保守、ITインフラの構築、プロジェクト管理などの事業を展開している。社員は210人。
6年前から着手
樋口社長が「上場」を意識し始めたのは、今から6年前。当時、公益社団法人相模原青年会議所に在籍していた際、何代にもわたり続く企業の代表者たちと交流する中で、その成功哲学を自社の成長につなげていた。その一方で、起業家の集まりにも積極的に参加し、創業経営者たちから刺激を受けていくうちに、世界に影響を与える「パブリック企業」(株式を公開している企業)を目指す思いも次第に強まっていったという。
海外展開も視野
セレモニーを終えた樋口社長は「途中、諦めかけたこともあったが、こうしてこの日を迎えられて良かった。もちろん私も嬉しいが、周りの人たちも喜んでくれているのがもっと嬉しい」と述べ「今後はこの価値を発信し、採用競争に勝ち、相模大野、東京だけではなく日本、海外と拡大していきたい」と話した。
市内の株式上場企業はアイダエンジニアリング(株)(緑区)、(株)昭和真空(中央区)、ブックオフグループホールディングス(株)(南区)、(株)オハラ(中央区)、(株)東京衡機(南区)、(株)サーティーフォー(緑区)があり、同社は7社目。
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