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さがみはら南区 人物風土記

公開日:2025.07.17

第34回YOSAKOIソーラン祭りで北海道知事特別賞を受賞した「遨〜すさび〜」の顧問
阿部 琢磨さん
相模大野在住 46歳

踊らずとも思いを形に

 ○…チームの拠点である北海道を離れて6年。「名誉ある賞をやっともらえた。長い時間をかけて認められたんだ」と北海道知事特別賞受賞の思いを語る。しかし自ら踊ることはなく、専ら指導や太鼓、先導する車などのバランスを見る総合演出のような立場。本番ではマイクを手に、高い位置から参加し、掛け声や作品の解説を行いながら「自分たちにしかできないよさこい」を盛り上げている。「踊りや音楽、演出がすべて揃ったのを見ると達成感があります」

 ○…踊りの技術と地域振興への寄与を両立させたいとチームを立ち上げた。相手やものにリスペクトを持つアイヌ文化に共感。協力を得てアイヌ文様を衣装に取り入れている。「踊る時間があったら、周りに教えたり演出を考えたりする方が早い」と笑う。どれも独学だが、「できないことをどうやってできるようにするか」と行動計画を立てている。6年前から社会福祉法人に勤務し、運営にもその経験を活かしている。

 ○…相模原市で生まれ育つ。高校生の時に地元の人に誘われ、阿波踊りのチーム「東林間連」に所属。一方で小学校5年生から市が主催するスキー教室に通い、「人間が生身で駆ける最も早いスポーツ」の魅力にハマる。大学はスキーを上達させるため北海道へ。しかし、同級生により気づいたらよさこいサークルに。「自分の思いを踊りで形にできる」と社会人になってものめりこんでいた。

 ○…よさこいで出会った人たちだけで1年間仕事が作れるほど、北海道時代につながりがあった。現在、園長を務める保育園でよさこいソーラン節を指導している。「相模原でもよさこいを通じて、地域のネットワークを作りたい」

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