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公開日:2025.07.24

区内小学生バレー
男女2チーム全国へ
改修工事、閉校の影響も

  • 北相チェリッシュ

  • 北相ボーイズ

 区内を拠点に活動する小学生バレーチームの北相チェリッシュと北相ボーイズが8月4日(月)から7日(木)まで東京都などで行われるバレーボール小学生全国大会へ出場する。拠点となる体育館の改修工事や閉校の影響を受けながらも「切符」をつかんだ。

 2チームは6月に行われたスミセイVitalityカップJVA第45回全日本バレーボール小学生大会(公益社団法人日本バレーボール協会などが主催)神奈川県大会で男子の部、女子の部でそれぞれ準優勝し、出場権を獲得した。全国大会は全都道府県51チームが頂点を争う。

「成果実る」

 女子チームの北相チェリッシュは2年ぶり3回目の出場。監督の松嶋富士江さんは今年のチームについて「ストレートで勝てる時もあれば、違うチームみたいにプレーが崩れる時もあり、波がある」と分析する。気持ちを集中させるため、持久力に重点を置き、体育館を5分間で20周走るトレーニングを行っている。キャプテンの中澤莉乃さん(上溝南小学校6年)は「周れる回数が増えて、段々慣れてきた。ラリーが続くと粘れていると感じる」とトレーニングの成果を話す。

 スタメン6人は全員が6年生。中澤さんは全国大会出場の経験者として「一昨年のベスト8を超えたい」と意気込んだ。

 男子チームの北相ボーイズは7年ぶり2回目の出場。北相チェリッシュとは昨年まで同じチームだったが、今年から分かれて活動している。6年前から指導をしている監督の佐藤佳一さんは「自分が指導するようになって初めて全国が決まって嬉しい」と喜びを話す。

 「努力に勝る天才なし」と掲げる同チーム。飛び抜けて背の高い選手がいないため、ひとりひとりの技術を高めている。キャプテンの佐藤藍斗さん(大和市立緑野小学校6年)が「キツかった」と話すのが、3人でひたすらボールをつなぐ練習。15分間でレシーブを失敗するたびに腕立てやランニングをする。ほかにも20分間で100本のサーブを打つ練習などを行っている。佐藤監督は「試合でもボールが落ちなくなり、練習の成果が出ている」と話す。

 佐藤さんは「目標は決勝まで残って県の決勝で負けたライバルの岡本アックス(小田原)と戦うこと。向こうのキャプテンと『全国で会おう』と約束しました」と意気込んだ。

練習場所少なく

 北相チェリッシュはもえぎ台小学校、北相ボーイズは緑台小学校の体育館を拠点としている。もえぎ台小は来年度の閉校が決定。松嶋さんは「あと3年は使えるが、その後は分からない。きれいな体育館なので、そのまま使えれば」と願った。

 一方で、緑台小学校の体育館は9月まで改修工事を行っており、北相ボーイズはメンバーの在籍校を転々とするなど、練習場所の確保に苦労。更にボールや横断幕の新調も物価の高騰が影響しており、費用捻出のためクラウドファンディングを試みている。「練習環境が整わない中でも全国が決まって良かった」と保護者の一人は話した。

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