さがみはら南区 人物風土記
公開日:2025.08.28
バレーボール小学生男子で全国ベスト8となった北相ボーイズの監督
佐藤 佳一さん
南台在勤 50歳
「つなぐ」バレーの楽しさ
○…「最終日まで残って戦うことを目標としていたが、ベスト8まで行けるとは想像していなかった」。チーム過去最高の結果に驚いた。いち保護者としてチームに関わり始め、指導を手伝うようになり、6年前から監督を務めている。子どもたちと真剣に向き合いながら「つなぐ」ことをモットーにしている。「自分が教わっていた頃はとにかく厳しかったけど、ボールを打ったら決まるといった魅力を知ってバレーを続けてほしい」と話す。
○…相模台小、相模台中出身。友人が野球部やサッカー部に入部する中、テレビで見た川合俊一や三橋栄三郎に憧れたのがきっかけでバレーボール部を選んだ。おかっぱ頭の小学生時代から突然坊主頭になり、周囲から驚かれたという。大学時代に監督から「背が小さいからってなぜレシーブばかりしているんだ」と言われ、価値観が変わった。「アタックなどの技術を身に付け、ボールをつないでいけば小さくても勝てる」。奇しくも飛び抜けて背の高い選手がいない今のチームにも、その考えが生かされている。
○…サウザンロード相模台商店街で精肉店を営む2代目社長。午前から夕方まで配達や店舗に立ち、夕方からバレーボールの指導、夜からお店の仕込みを行う。「休みがなく趣味もなくなってしまった」と笑う。「肉を作って配達して販売して、その流れが形になっていることにやりがいを感じる」と語る。
○…チームの日々の成長や卒団生の活躍を楽しみにしている。「気づいたら自分より大きくなって、上手くなっているのを見るととても嬉しい。指導しているからこそ、細かい進歩にも気づける」。これからも教えを「つないで」バレーの魅力を伝えていく。
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