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さがみはら南区 人物風土記

公開日:2025.09.11

一般社団法人神奈川県サッカー審判協会の会長を務める
浅井 昭子さん
大野台在住 62歳

 審判通じて触れ合う交流

 ○…「試合は毎回いろいろなことが起こるので新鮮。だから審判が面白い」とその魅力について語る。試合をもとにした勉強会や観戦、実際プレーをするなどし審判員の親睦を深めるのが協会の主な活動だ。審判を引退して審判員の指導員になる会員もいて、自身もその一人。一方、コロナ禍で試合がなくなってしまい、気持ちが向かないと協会を辞める人もいた。「活動が停滞していた部分もあるので、勉強会の機会を増やすなどして審判員に楽しさを感じてほしい」

 ○…Jリーガーに憧れ地元のサッカーチームに入った息子が楽しそうにプレーしているのを見て、父母のチームに所属した。プレーの中で納得できない判定があり「それなら競技規則を勉強しよう」と審判員4級を取った。昇級試験を重ね、当時の最高峰である女子1級審判員となったが、子を持つ女性としては初めてだった。審判で全国を飛び回り、年間5日しか休日がないほどの忙しさ。「3人の子どもを育てながら審判員をやってトレーニングもして、当時の自分はよく頑張った」と振り返る。

 ○…月に1度、中学生の孫とバドミントンをプレー。筋肉痛になるが、楽しいという。ラグビー観戦に行った時は「サッカーより楽しいね」と小学生の孫に言われてしまったが、Jリーグ観戦に誘うなどして楽しさを分かってもらおうと試みている。

 ○…審判員には様々な職種の人がいるため「若い人が審判に夢中になるのも良いが、いろいろな人と接して自分の成長につなげてほしい。その橋渡しができれば」と意気込む。自身は今年、10年振りに審判員へ復帰。「走れなくなっていたけど楽しかった。また挑戦したい」と今後もピッチへ踏み出す考えだ。

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