さがみはら南区 トップニュース文化
公開日:2025.09.18
緑区在住ダンサーのりんご☆さん
万博版盆踊りを振り付け
約8000人と大舞台に
大阪の夢洲で10月13日(月)まで開催中の「2025年日本国際博覧会(略称:大阪・関西万博)。『なにわの日』の7月28日には約8000人が参加して「大屋根リング盆踊り〜大阪から世界をつなぐ〜」が行われ、大きな話題を呼んだ。参加者が一つの輪になり河内音頭に合わせて一斉に踊った盆踊り。この振り付けを担当したのは緑区在住のダンサー・のりんご☆(本名/前山善憲)さんだった。
ダンス教室を主宰、ストリートダンス協会の専門委員長やムーンウォーク世界大会実行委員長、ダンス教育振興連盟JDACの実行委員長のほか、相模原市商店連合会会長や商連かながわの副会長も務めるのりんご☆さん。10年ほど前、JDACの活動で大阪の学校を訪れた際、初めて河内家菊水丸師匠と出会った。日本のダンス、日本舞踊も習っていたことから、意気投合。菊水丸師匠から「盆踊りを学校や後世に伝えてほしい」と言葉を掛けられ、より活動に熱が入ったという。2019年8月、JDACの久岡厚美会長の推薦を受け、河内音頭をはじめ、ダンス教育における功績が認められ、菊水丸師匠より『河内家菊舞丸』を襲名。ともに河内音頭を盛り上げ、河内家一門として伝統文化を広めることを誓った。
昨年6月に開催された「河内家菊水丸 ダイナミック盆踊りツアー2024出陣式」で吉村洋文大阪府知事が「万博で菊水丸さんに河内音頭を歌っていただきたい」と正式に依頼。大阪・関西万博版の盆踊りを創作することになった。菊水丸師匠から振り付けという重責を任された、のりんご☆さんは「5分くらいでできた」と笑顔。実は、菊舞丸を襲名した時から準備をしており、5年の間にほぼ形ができていたという。
「世界は一つ」を表現
振り付けのポイントは大屋根リングをイメージした大きな輪を手でつくり、そのままその手を重ね、「世界は一つ」を表現する部分。「ここは絶対に入れようとこだわった」。ついに、5年越しの盆踊りが完成した。
なにわ(728)の日の大舞台。ステージに立つと「圧巻でした。大屋根リングの高さと大きさに圧倒された。緊張よりワクワク感の方が強かったですね」と振り返る。
河内音頭に合わせ、菊水丸師匠と一門、山原シスターズ、黒法被軍団、スターダスト河内らと、思いきり踊りを楽しんだのりんご☆さんは「襲名してからの集大成。すごく感動した。終わったんだなーと、感無量」と述べた。今後は「日本全国、未来へ、河内音頭と盆踊りを継承していきたい。そして『BONダンス』を世界に広げていくのが私の使命」。さらなる夢を描く。
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