さがみはら南区 人物風土記
公開日:2025.10.09
相模原麻溝公園で釣り堀遊びを復活させた
舩橋 真理さん
若松在住 41歳
「拠り所」が続くように
○…17年続いた釣り堀遊びを引き継いで2年。「回を重ねるごとに初代の野口徹也さんを知っている人に会い、改めて地域の大事な場所を守れている」と実感している。大変なことは手作りの釣り竿の補修。「良いものを作るために100円ショップ巡りをしたら癖になった」という。運営は敢えてグループを作らず、誰でも好きなときに参加できるようにしている。「周りの支えもあり、みんなで場所を作っています」と笑顔を見せる。
○…「身体を動かす仕事に就きたい」と20代半ばまで平日は保育園のパート、休日はリトミックの講師、独学で保育士の資格勉強など多忙な日々を送っていた。「大人は忙しいのが当たり前と思っていた」と当時を振り返る。各所で重要なポジションを任されるようになった頃、東日本大震災のショックや忙しさで倒れた。うつ病と診断され、寝たきりの日々。その後、家族や近所の人の支えにより、時間をかけて一人暮らしができるほど回復した。
○…普段は就労支援B型の作業所で、チャリティーショップでの販売や軽作業をしながら働いている。自宅から作業所まで自転車で通い、ふとした瞬間に、目に入ってくる大山を見るのが好き。今は体力が追い付かないが、スタジオで楽器を習ったり、運動をしたりすることも趣味にしたいと考えている。
○…在宅で療養している人が現地に来られなくても魚の塗り絵を通じて参加できるようにもしたいという。「いろいろなことを抱えていてもこの活動の間は楽しい時間を過ごしてほしい」と誰かの拠り所になることを目指している。目標は釣り堀遊びを100年続けること。「大凧まつりみたいに市の伝統行事したい」と意気込む。
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