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さがみはら緑区 文化

公開日:2023.03.02

地元サウナーに聞きました
こんなにサウナが好きなんだ

 3月7日は、3と7の語呂合わせから「サウナの日」。日本サウナ協会(現・公益社団法人日本サウナ・スパ協会)が1984年に制定した記念日。じわじわと人気の高まっているサウナの魅力を、愛してやまない地元サウナー(サウナ愛好家)の2人に聞きました。

サウナで深め、水風呂で決める林聖之さん(38・小渕出身)

 小渕で生まれ育ち、現在は中央区在住、司法書士法人の代表を務める林聖之さん。温泉好きが高じてサウナを好きになっていった。

 「もともと温泉が好きで、妻と旅行に行くとサウナに入る程度でした。本格的に好きになったのは、30代になってからですね」と林さん。サウナの魅力は「スッキリ、リフレッシュできるところ。脳の疲労が取れると聞いて、実際にその通りだなと思います。サウナの熱いところでアイデアを深めて、水風呂で決めるという人がいますが、私もその一人ですね」と笑う。実際に現在の司法書士事務所を法人化するか悩んでいた時、法人化を決意したのは水風呂だったという。

 サウナの魅力にぞっこんの林さんは一昨年、マイホームの購入をきっかけに自宅にサウナを設置。それからは、「一般的なサウナ」というフィンランド式サウナを自宅で楽しんでいる。特に仕事を頑張った後は、サウナで疲れた体を癒すのが至福の時だ。

 自宅サウナのこだわりは壁面の檜で、「この匂いが好きなんです。十分にリラックスできますね」と顔がほころぶ。2つある浴室の一つを水風呂専用にしており、サウナ→水風呂→外気浴を繰り返し、心身ともに整えている。「あと、サウナの後の食事は最高です。いつもの1・5倍くらいは美味しく感じます」と付け加える。

 サウナに入るのは週に2〜3日程度。林さんにとってサウナとは「ときどき連絡をとるような友達みたいな感覚ですね。いろいろな場所のサウナも素晴らしくて良いですが、やっぱり自宅のサウナが一番。仮に引っ越すことがあっても絶対に連れていきたいものですね」

サウナは「人生を変える」山口弘一さん(44・中野在住)

 飲料販売会社を経営する山口弘一さん(中野在住)も、温泉がきっかけでサウナの魅力に引き込まれていった一人だ。

 「初めてサウナに入ったのは小学校の高学年。よく温泉に行くとサウナがあって入っていた」と懐かしむ。結婚して子どもが生まれてからは、サウナから離れた時期もあったが、所属していた青年会議所(JC)の世界会議でエストニアに行った際、本場のサウナを体験し、サウナ愛が蘇った。「エストニアでは現地の人たちとスモークサウナに入った。言葉は通じないんだけど、飽きないし、おもてなしが最高で、人はサウナで一つになれると思いましたね」と山口さん。

 帰国すると、当時はまだ国内での入手が困難だったテントサウナを海外から取り寄せ、自宅に設置。「サウナのベストシーズン」と話す冬には、毎日4時に起きてセッティングし、5時頃から朝サウナで思考を巡らせている。自身のスタイルを「孤高のサウナ」と呼ぶ山口さん。「サウナは自分と向き合い考える時間。全ての情報をシャットダウンして、とにかく考える」。その成果の一つがサウナ専用ドリンクの開発。「社会に求められているものは何か、将来どうしたいのか、目標は何かと考えていって生まれた商品だった」と振り返る。

 昨年末、4年ぶりに人間ドックを受けると、医師から「何かしたの?」と驚かれるほど数値が改善した。「朝サウナで早寝早起きするようになり、生活サイクルが改善したのが良かったのかも」と分析している。ゆくゆくは、自宅に理想のサウナを作るのが夢。「仲間を呼んでサウナ談義ができたら最高ですね。サウナは人生を変える。人生の一部です」

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