さがみはら緑区 コラム
公開日:2025.05.08
動物愛護推進員のアドバイス 最終回
多頭飼育届出制度が始まりました
相模原市で毎年発生している多頭飼育崩壊は、今や社会にとって無視できない問題です。多頭飼育崩壊が起きると多くの人を巻き込んだ労力、場所、資金が必要になり、社会的な負担は想像以上に大きなものです。自己責任だと放置すれば動物は増え続け、生活環境の悪化による人や動物の健康危機や経済危機、地域の生活環境にも悪影響を及ぼすことになります。
ねずみ算式に増える動物の繁殖力は、対応が一歩遅れることで飼い主だけでは解決できない状況に陥ってしまうため、ペットを迎える(あるいいは増やす)段階で、初心者もベテランも現在の社会における適正飼育の知識と理解が必須です。
多頭飼育届出制度は、猫または犬を6頭以上飼育する際に届出が義務化される制度です。この頭数には飼うつもりはなく一時的に保護している(預かっている)犬猫の頭数も、猫においては生まれたばかりの子猫もカウントされます。こんなはずではなかったということにならないよう、適切な管理ができる段階で飼育状況を確認し、必要に応じて助言を行うことを目的に設けられました。
猫または犬を6頭以上飼育している場合、4月1日から届出が義務となりました。動物取扱業等の届出をされていない動物愛護団体や動物保護活動者等も届出が必要です。ルールを守って伴侶動物と幸せな暮らしを目指しましょう。※K・Y
この連載では動物愛護推進員(動物愛護や適性私用の普及啓発等を行う市が委嘱するボランティア)が各テーマでお話ししました
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