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『首や腰の痛み』知って得する脊髄脊椎のお話 その45 「リウマチ性多発筋痛症について」
ある日急に頚部、肩、上腕や腰部から大腿部に痛みと強張りを生じる原因不明の炎症性疾患です。50歳以上の中高年女性に多く、日本人の生涯有病率は人口の1・5%と稀ではありません。リウマチと名前がついていますが関節リウマチとは別の疾患で、四肢近位部の大関節の滑液包炎や腱鞘炎が主な病態です。関節滑膜炎や関節腫脹は軽度で筋肉の炎症も見られません。「肩や腕が上がらない、痛みや強張りで起き上がれない」と云った局所症状の他、発熱、全身倦怠、食欲低下などの全身症状や血液検査ではCRP上昇などの炎症反応を認めますが、筋酵素(CK)やリウマトイド因子、抗CCP抗体、抗核抗体などの自己抗体は通常陰性です。
関節リウマチなどの膠原病や偽痛風、感染症、癌などの鑑別が重要です。画像検査では超音波やMRIによる滑液包炎・滑膜炎の確認が必要です。初回治療には少量のステロイド(プレドニン10〜20㎎/日)が使用され1〜2週で効果が得られれば1年以上かけ徐々に減量していきますが、再発することも稀ではなくその他の抗リウマチ薬を併用することもあります。
次回の「知って得する脊髄脊椎のお話」については12月19日に掲載する予定です。
■取材・協力
八王子脊椎外科クリニック/東京都八王子市万町173の1
【電話】042・655・5566
【アクセス】JR八王子駅南口からタクシー3分、『京王バス』万町1丁目下車、『神奈中バス』万町2丁目下車
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