京王電鉄(株)(関戸、紅村康社長)は1月24日、同社初となる有料の座席指定列車「京王ライナー」を2月22日(木)から夜間時間帯で運行を開始することを発表した。
「京王ライナー」の導入は、長距離を利用する人の着席ニーズに応えることが目的。夜間時間帯の下り方面(新宿発・橋本行、新宿発・京王八王子行)で運行される。
停車駅は、橋本行が京王永山・京王多摩センター・南大沢・橋本で、京王八王子行は府中・分倍河原・聖蹟桜ヶ丘・高幡不動・北野・京王八王子。運行は、平日午後8時〜午前0時台、土・休日は午後5時〜9時台で、各方面1時間に1本ずつ1日合計10本。京王多摩センターまでは最速24分、京王八王子まで最速35分で到着するという。
座席指定券の料金は一律400円。座席は、既存車両よりも広く、全席分の電源コンセント、無料公衆無線LANが備えられているのが特徴で、専用Webサイト「京王チケットレスサービス」、新宿駅の専用券売機で購入できる。京王永山、府中駅以降から乗車する場合は、座席指定料金は不要となる。
ダイヤも改正
また2月22日の始発からダイヤ改正も実施。今回の改正は、平日朝の時間帯の速達性向上、平日夕夜間帯の都心方面からの利用者の利便性向上を目的としたものだ。
平日朝は、午前7時30分〜40分頃、8時50分〜9時頃新宿着の京王八王子・橋本・京王多摩センター発の準特急を各2本増発。また京王多摩センター始発の都営新宿線直通「急行本八幡」行が1本増発される。夕夜間帯では、新宿発の下り線で準特急を19本増発。深夜時間帯の都営新宿線から相模原線方面への直通列車が3本増発される。
同社では「今後も、お客様のご意見やご利用状況などの分析を行い、引き続き、便利で快適な鉄道をめざしてまいります。ぜひ多くの皆様にご利用いただきたいと考えるところです」と話している。
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