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多摩 社会

公開日:2018.04.19

「現実直視し先へ」
「3・11を語る会」盛大に

  • 浪江町の現状と今後について語った原田氏

 「第37回せいせき桜まつり」のプレ企画「3・11を語る会」が4月7日、関戸公民館大会議室で開催された。

 「震災から7年、多摩市から発信し続ける人々」と題して、行われた今回の催し。同実行員会と交流のある福島県の浪江町商工会会長の原田雄一氏を招いて、基調講演が行われた。原田氏は、福島第一原発事故で避難を余儀なくされてから7年経った浪江町の現状と今後について私見を語り、「避難解除から1年経つが帰還率は低く、商業者の再開率は2割。これからもう増えないと思っている。もう理想を語る時期は過ぎている。現実を直視し、これからに向けて知恵を出し合うことが大切」と語った。

 続いて、「浪江焼麺太国麺バー」の鈴木昭孝氏も登壇し、震災発生後の会社の取り組みや、経験してきたことから学んだ心構えなどを来場者に呼び掛けていた。

 その後、多摩で復興支援活動を行っている8人が、映像や写真などを使って取り組みを紹介するなど、会場を訪れた人たちは真剣なまなざしで話に耳を傾けていた。

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