東京都主催のパラリンピック体験プログラム「ＮＯ ＬＩＭＩＴＳ ＣＨＡＬＬＥＮＧＥ」が10月８日、市立総合体育館で開催され、ウィルチェアーラグビー（車いすのラグビー）とアーチェリーの体験会が行われた。

　「ＮＯ ＬＩＭＩＴＳ ＣＨＡＬＬＥＮＧＥ」は東京都が主催して、競技体験や競技紹介パネル・用具の展示、ゲストアスリートのトークショーなどを通じて、パラリンピックの魅力を体感してもらおうと、都内各地で実施しているパラリンピック体験プログラムだ。多摩市内では、今年３月に実施されており、今回で２回目。

　今回、実施されたのは、今年８月10日に、世界選手権で日本が初優勝したウィルチェアーラグビーと、アーチェリーの体験会。世界選手権優勝メンバーの倉橋香衣選手、島川慎一選手の２人に、宮野竜一選手、峰島靖氏がゲストアスリートとして参加。会場には、専用の車いすが用意され、同競技の紹介と、ルール説明が行われた後、子どもたちや大人が体験。実際に選手たちのタックルを体験すると、その衝撃に一同驚いた様子だった。続けて、選手と一緒にミニゲームが行われ、慣れない車いすを扱いながら必死にボールを追いかけていた。

　体験した小学2年生の男の子は「相手の車いすをぶつけたり、押さえつたりするが大変だったけど楽しかった」と感想を話し、小学４年生の女の子は「車いすがぶつかるのが怖かったけど慣れてくると大丈夫だった。楽しかった」と笑顔で話していた。

市内各施設でスポーツ等を体験

　体育の日となるこの日、「快汗スポーツＤＡＹ」と題し、総合体育館をはじめ、陸上競技場や武道館など市内各施設が無料開放され、各種スポーツなどの体験会が行われた。

　総合体育館では、ニュースポーツやバドミントン、卓球、スポーツ吹き矢などの体験の他、健康体操、ズンバ、ヨガなどの教室も開かれた。会場を訪れた多くの人たちが、体を動かし、汗を流しながら楽しんでいた。