「お子さんと家族が参加するので、そこでいろいろと体験してもらうことで交通安全について考えるきっかけになってくれるといいですね」。多摩中央警察署・交通課長の中田薫さんは「KAOFES」への思いを語る。
多摩市・稲城市を管轄する多摩中央警察署。同署では、第1回から協力団体として参加している。昨年も、秋の全国交通安全運動に合わせて、シートベルトコンビンサー体験、自転車シミュレーター、白バイやパトカーの展示などを行った。その他にも、警視庁騎馬隊やセレモニーで交通少年団の演奏も行い、今年も同様の内容で交通安全の啓発を行う予定だ。加えて、今年は昨年雨の影響で中止となったスケアードストレート(疑似体験型交通安全教室)も多摩市と協働で実施する。
また高齢者による交通事故が増えている中で「本人だけでなく、家族で考えてもらいたい」と免許証の自主返納も呼び掛けていきたいという。子どもの自転車事故についても触れ「親子で一緒に走行する際は、子どもの目線で考えないといけない。大人が子どもを守っていく交通安全の仕組みを考えて生活を送ってほしい」と強く訴える。
「KAOFES」は職業体験などを通じて、大人、地域が子どもを見守り育てていくイベント。そこに共感する人が多いからこそ、年々規模が大きくなり参加者も増えている。地域の一員として参加し、今後も安心・安全なまちへ、地域の先頭に立って取り組んでいく。
多摩版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|