多摩消防署の1部特別救助隊は8月25日、岡山県で行われた「全国消防救助技術大会」の障害突破の部に出場し、見事入賞を果たした。
「障害突破」は、5人1組(1人は補助者)で4人が協力しながら、壁の乗り越えやロープ渡り、ロープを使った壁の昇降、濃煙を通過する基本動作によって災害現場を想定した5つの障害を突破し、「安全・確実・迅速性」を競う種目だ。
同署の1部特別救助隊は5月に行われた「東京消防庁庁内選考会」で優秀な成績を収め、7月に長野県で開催された「消防救助技術関東地区大会」に東京都代表として出場。1都9県の消防本部から選抜された27隊が出場する中で、5位入賞を果たし、多摩消防署から12年ぶりに全国大会に出場を決めていた。
「感謝の気持ちで」
全国大会には、各地域から選ばれた22隊が出場。チームリーダーの天野龍消防士長=中面・人物風土記で紹介=は「多摩消防署、東京、関東の代表として恥ずかしくないような競技をしたかった。緊張はしていたけど、いつも通りやろうと思い、メンバーにも声を掛けた」と話し、競技に臨んだ。その結果、タイムでは15位だったものの、減点がなかったことが高じて、入賞を果たした。
同署から12年ぶりに全国大会に出場し、入賞を果たした同隊。天野消防士長は「多摩特別救助隊への温かいご声援、大変ありがとうございました。皆さんの支援、感謝の気持ちを感じ心強く感じていました。今後は多摩市の皆様への感謝の気持ちと、全国大会で培った経験を精一杯職務に活かしてまいります」と今後への意欲を見せた。
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