神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩版 公開:2020年10月8日 エリアトップへ

清掃で地域のつながりを 西永山 自治会と福祉3事業者

社会

公開:2020年10月8日

  • X
  • LINE
  • hatena
ゴミ置き場の清掃活動を実施
ゴミ置き場の清掃活動を実施

 都営住宅「永山3―12自治管理の会」(石井啓子会長)と、「多摩市西永山福祉施設」に入る民間福祉3事業者が協働して、このほど、同住宅敷地内にあるごみ置き場の清掃活動を始めた。

 「多摩市西永山福祉施設」は、西永山中学校跡地で「西永山複合施設」として活用されていた場所に、昨年11月、東京都と調整により都営住宅と市の福祉施設が合築される形で開設された。

 同都営住宅には現在140世帯が暮らし、同施設には「小規模多機能型居宅介護」「就労継続支援B型」「放課後等デイサービス」を運営する5事業者が入居。都営住宅の入居者は高齢化率が80%と高く、単身、2人世帯が多いこともあり、互いに「顔の見える関係づくり」を目指す中で、定例の連絡会を実施。その中で、事業者側から「何かできることはないか」と都営住宅の自治組織である「永山3―12自治管理の会」に相談があったという。そこで話し合いを行い、同施設に入る「工房マテリアル」「若人塾(NPO法人わこうど)」「色えんぴつの家(NPO法人暉望)」と、敷地内にある3つのゴミ捨て場の清掃活動を行うこととなった。

 当初は今年4月から始める予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期となり、このほどスタート。週に2回、同会副会長の南義聰さん、木村素行さんを中心に、事業者のスタッフ、利用者が参加して、ゴミ置き場の掃き掃除や汚れを洗い流すなどの作業を行っている。木村さんは「皆さんがやってくれる姿を見て本当に涙が出るほど嬉しい」と話す。石井会長は「皆さんには有償ボランティアという形で助けてもらっている。回を重ねるうちに挨拶もしてくれるようになった。高齢者と障害者が一緒になって取り組む。今回はその第一歩」と語る。今後は、防災訓練なども検討し、関係性を築いていきたいという。

 事業者側の工房マテリアルのスタッフは「こういう団体があることを知ってもらえる機会にもなる。自治会の皆さんとの距離がなくなってきたと感じる。利用者も地域で生活する、生きていけるという励みになれば」と話した。

清掃活動を行うメンバー
清掃活動を行うメンバー

多摩版のローカルニュース最新6

台湾地震受け募金

多摩市

台湾地震受け募金

市内5カ所で受付

4月19日

新団長に城所氏

多摩市消防団

新団長に城所氏

4月17日

「ダンボちゃん」を学ぶ

「ダンボちゃん」を学ぶ

ベルブ永山

4月16日

浪江との思い出 展示

桜ヶ丘商連

浪江との思い出 展示

ふるさとなみえ博物館

4月15日

全国教育美術展で7人が入賞

和田の緑ケ丘幼稚園

全国教育美術展で7人が入賞

卒園式などで表彰

4月11日

「卵子凍結」助成を継続

東京都

「卵子凍結」助成を継続

昨秋、開始 28年度までに

4月11日

あっとほーむデスク

  • 5月11日0:00更新

  • 4月27日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

多摩版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook