新型コロナウイルスの影響で生活や仕事等に悩みを抱え、今後に不安を抱えている人らを支援することを目的とした「多摩市コロナ困りごと相談会」が11月2日・3日に永山北公園で開催され、40件を超える相談が寄せられた。主催は第3回コロナ困りごと相談会多摩市実行委員会(妹尾浩也実行委員長)。
経済格差や失業といった社会不安、子どもの貧困や貧困の連鎖などの社会課題に取り組む市民団体「府中緊急派遣村」が中心となって今年4月に「第1回コロナ困りごと相談会」を、5月には国立市で「第2回」を開催。今回は、多摩市と多摩市医師会の後援を受け、第3回の相談会が永山北公園で開かれた。
当日、会場では府中緊急派遣村をはじめ、多摩市社会福祉協議会、市内の団体、企業などが運営をサポート。弁護士ら専門家が法律、生活相談、医療・健康、労働などの相談を、会場や電話、メールで受け付け、40件超の相談が寄せられた。また、会場では困っている人への食料の配布も行われた。
妹尾委員長は「自治体をまたぐ広域的な動きを必要とすることや、緊急性を要するものなど、開催してみなければわからない事案が多数あり、今後の継続性を強く感じた。コロナ禍で露呈した既存の社会システムのさまざまな歪みや矛盾を、市民の連携と協力によって乗り越えていきたい」と2日間を振り返り、今後について語った。
なお、同実行員会では継続して相談を受け付けている。問い合わせは妹尾実行委員長【携帯電話】080・5437・1302へ。
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