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多摩 社会

公開日:2021.04.15

コロナ禍1年
ニーズどう変わった?
京プラ多摩のサービスからみる

  • インタビューに答える伊東氏=上写真。下はホテル内にあるサテライトオフィス

 新型コロナの感染拡大から1年が経過し、生活スタイルが一変したという人も少なくないようだ。ニーズの移り変わりに合わせ、新しいサービスの導入を進める京王プラザホテル多摩(落合)の宿泊フロントマネージャーである伊東大輔氏に「変化」を聞いた。



 --4月から、「多摩30連泊プラン」という長期滞在者向け商品を始めた(6月30日まで)



 「はい。西新宿にある同じ系列の京王プラザホテルで長期滞在者向けを始めたところ、反響が良く、多摩でも開始することになった。西新宿とは周辺の環境が異なることは承知のうえだが、多摩でも働きながら休暇を取る過ごし方『ワーケーション』のニーズは高いとみている」



 「一方で、周辺に大学が多い多摩の環境を考え、進学し新居探しを行う学生らの利用を見込んでいるほか、多摩ニュータウンに住む方が、自宅の団地が改修工事に入っている間、このサービスを利用する人が出てくるのではないかと思う。ただ、ここまでの連泊プランはコロナ前には考えられなかったものだ」



 --ホテル内にある「サテライトオフィス」と、客室の一時利用や宿泊がセットになったプランも昨年9月からスタートしている



 「コロナの感染拡大に影響される部分もあるが、順調に利用者は増えた。9月から11月にかけては、国の観光事業支援策である『GOTOトラベル』の効果もあり、右肩上がりでその後、コロナの感染拡大もあり、利用者は減少に転じたが、コロナが収束した後にも残るニーズと考えている。引き続き、サービスを展開していくつもりだ」



 --市内でも、高齢者のコロナワクチンの接種が始まるが



 「状況が好転する転機になると考えている。当ホテル内のレストランの利用者は、市内に住む高齢者が半分を占める。ワクチン接種が進み、高齢者が安心して家族と共に利用してもらえるようになってもらいたい」



 「レストランでは今年に入り、バイキング料理形式で、デイナーとデザートが楽しめるメニューを用意したところ好評だった。コロナ禍でもお客さんに喜んでもらおうと企画したもの。今後も、変化を前向きに捉え、新たな施策を実施していきたい」

 

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