永山の国士舘大学で15日、エジプトの救急救命士が実習視察を行う様子の公開があった=写真。
国士大と同国間で結ばれた救急医療研修プログラムの一環として先月から行われているもので、この日は、救急隊の現場を想定した内容の講義が行われ、同大学の学生に交じり、熱心に耳目を向けるエジプト人救急救命士らの姿がみられた。
担当する国士大の防災・救急救助総合研究所に所属する月ヶ瀬恭子准教授は「今回で3度目の受け入れとなった。エジプトの皆さんは積極的に質問するなど、意欲的に参加してくれた。研修で学んだことを自国に合ったやり方で生かしてもらえればと思う」と話している。
今回の研修にあたっては、研修生を代表してモハメド・アブデルサラムさんが「約8週間で先進的な取り組みを吸収し、自国発展のために最大限生かすことを約束する」とオンラインで行われた開講式で意気込みを語っている。
研修は7月1日まで行われ、最終日には修了書の授与が予定されているという。国士大のスポーツ医科学科は救急救命士の国家資格取得者数、全国1位とその育成には定評がある。
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