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多摩 社会

公開日:2023.11.02

「旧統一教会」施設建設中止を
市民団体、市に署名提出

  • 阿部市長(左)に署名を渡す佐久間共同代表

 宗教法人世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が市内永山の土地を取得し、建設を予定している件について、「統一教会はNO!多摩市連絡会(佐久間む津美・神子島健共同代表)」は10月27日、多摩市役所を訪れ、「旧統一教会」施設建設中止を求める署名を阿部裕行市長に手渡した。

 署名開始は5月19日。9月末の時点で目標の5万筆を超える5万5463筆が集まった(紙・オンラインの合計)。

 国は10月12日に旧統一教会の解散命令請求に関して審議会が全会一致で請求相当と判断、翌13日東京地裁に解散命令の請求を行った。これを受け世界平和統一家庭連合は「残念であり、極めて遺憾。日本政府及び、大多数の国民の皆様に対して私たち教団の真実の姿を伝えることができなかったことは力不足」などとコメントしている。

 署名を提出した佐久間共同代表は「みなさんの頑張りにより当初予定していた目標を達成できた。宗教法人が無くなったとしても団体としては残り、活動は続くと思う。(工事中の土地は)拠点施設として重要に考えられていると思う。この施設がどのように推移していくかはオール多摩市とて取り組みいかんによると思うのですが、問題解決のために頑張っていく」などと話した。

 阿部市長は「5万筆は精力的に署名を集めた成果。市長として重みを感じる。この後は解散請求が行われるかによるが、大規模な研修施設が作られようとしている。私ども地域の中で被害に遭うようなことは防がなければならない。大規模研修施設を作ることについては白紙撤回していただきたいと思う」などと述べ、市、市議会、市民の総意だとした。

 多摩市議会は10月の第3回定例会において「宗教法人世界平和統一家庭連合所有地に関する申し入れ」を全会一致で可決している。

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