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海老名・座間・綾瀬 文化

公開日:2019.04.12

江戸後期から続く地芝居
「大谷歌舞伎」の奉納公演
4月14日、大谷北の神明社で

  • 稽古の様子を”動画”で見られる

 市の重要無形文化財で”かながわの民俗芸能50選”にも選ばれている、市内唯一の地芝居「大谷歌舞伎」。大谷芸能保存会(鈴木守会長)による奉納公演が、4月14日(日)に神明社(大谷北2の13の22)で実施される。開演は午後2時30分からで、舞踊部会などの披露後、午後5時から20分間ほど歌舞伎公演が行われる。場合によっては開演時間が早まる可能性も。入場無料。希望者は当日直接会場へ。

 「大谷歌舞伎」は、江戸時代後期に始まった農村素人歌舞伎で、地域の伝統芸能。昭和初期に一時中断したものの、終戦後に戦地から復員してきた大谷地区の青年たちが中心となって復活させた。

 この地芝居を守ろうと現在活動するのが、1969年に同好の人が集い発足した「大谷芸能保存会」だ。同会には歌舞伎以外に囃子と舞踊の部会があり、日々稽古を行って伝統を紡いでいる。

演目は「白波五人男」の一幕

 今回の演目は、歌舞伎の中でも代表作のひとつ「白波五人男 稲瀬川勢揃之場」。天下に名を轟かす盗賊集団の5人が、呉服屋に押し入るも親族がいたことから何も盗まず稲瀬川に落ち延び、迫り来る捕り手を前に臆することなく一人ひとり名乗りを上げていく物語だ。

 この他、はやし連部会が午後2時40分〜・3時50分〜の2回、舞踊部会が午後3時10分〜・4時20分〜と「秋田大黒舞」を2時30分〜実施する。

 問合せは同会事務局【電話】046・234・9799(月〜金曜)へ。

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