市内社家在住の画家・栁下義一さん(72)が、絵本『とのさまダッタ』(発行・(株)文芸社)を出版し、絵本作家としてデビューした。少子化が進む現代のテーマ”家族の姿”を描いた作品で、柳下さんは「読んだ子どもたちに将来の夢や希望を抱いてほしい」と思いを語る。
栁下さんは歴史ある公募展「日本美術展覧会(日展)」に写実的な人物画を数々出品し、8回の入選を果たしている人物。現実的ではない夢のある絵にも興味を惹かれ、5年前にどこか人間らしさを感じるバッタのキャラクター”とのさまダッタ”を生み出した。世界絵画大賞展などで入選を果たしたことを受け、この絵をもとにストーリーをつけ絵本に仕上げた。
56ページからなるこの物語は、ちょっと変わったバッタの子”二郎”が立派に成長し、都で殿になり所帯を持つというサクセスストーリー。食糧難に悩む家族や仲間を救う場面なども描かれ、温かさを感じるほのぼのしたイラストと文章が魅力となっている。
栁下さんは「子どもたちに『自分が大きくなったらこんな風に活躍したい』と夢を持ってもらえたら。大人も楽しめる作品なので、ぜひご家族で読んでほしい」と話す。
この本は全国の有名書店で取り扱っており、市内ではビナウォーク1番館4Fの三省堂書店海老名店でも手に入れることができる。価格は1500円(税別)。
読者10人に贈呈
この絵本を応募者の中から抽選で10人にプレゼント。希望者は氏名・年齢・住所・今週号の紙面の感想をハガキに明記し、海老名編集室「絵本係」(〒242―0004 大和市鶴間1の21の8沖津ビル2F (株)タウンニュース社大和支社)まで。4月26日(金)締切。
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