神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

座間市「双龍」 夢乗せて「出発進行」 コロナ禍逆手に宴会場を改造

社会

公開:2022年1月21日

  • X
  • LINE
  • hatena
「ソウリュウラインイチロク」と名付けたレイアウトと守屋さん
「ソウリュウラインイチロク」と名付けたレイアウトと守屋さん

 座間市緑ケ丘の「北京料理双龍」は、コロナ禍で苦境にあった2階の宴会場を改造し、鉄道模型の走行施設(レイアウト)を昨年12月12日に開業した。「駅長」の守屋朋龍さん(21)=人物風土記で紹介は「線形の良さと電気システムは日本一だという自信がある」と胸を張る。

 鉄道模型には縮尺ごとに規格があり、このレイアウトは80分の1の「16番」規格のためのコース。16番はその精巧さや重厚感から鉄道模型マニアの間でも最上位の規格とされているという。

 鉄道模型が趣味の守屋さんは昨年1月、初めて「16番」の模型を購入したところ「沼にはまった」ように虜になった。そこで16番のファンが集う場になればと、コロナ禍で利用機会の減った実家の中華料理店の宴会場を走行施設に改造することを計画。店主の父・朗さんを説得し、5月に着工した。朗さんは「息子の強い意志を感じた。やるからには全力でと言った」と振り返る。

 「ソウリュウラインイチロク」と名付けたレイアウトの線路は、高速鉄道、在来線(急行・緩行)など7本。「車両が引き立つレイアウト」をコンセプトに、全て独学で設計から線路の敷設まで行った。電気系統は、サポーターを務めるロマンスカーミュージアム(海老名市)に専門業者を紹介してもらった。線路は1パーツごとに電気が通っているため、傾斜で速度が変動せず、発着をタブレット端末で行える点が強み。また、車両を引き立たせる照明にもこだわり、夜景や夕焼けの演出も実現した。

 店の創業51周年記念日である12月12日に予定通り開業。現役の運転士からも「これほど再現されているものはない」と絶賛されたという。守屋さんは「多くの方の協力のおかげ。座間の新名所として、地域活性化につながればいい」と話した。

 利用は予約制で、2時間3千円から。(問)【電話】046・253・4188

「夜景」の中を走る小田急線の模型
「夜景」の中を走る小田急線の模型

<PR>

海老名・座間・綾瀬版のローカルニュース最新6

秘仏を拝観

秘仏を拝観

2月16日から受付

2月12日

コンサートに向け始動

コンサートに向け始動

合唱団員も募集中

2月11日

庭先での寒仕込み

庭先での寒仕込み

海老名の鈴木農園

2月10日

未来にチャレンジ

未来にチャレンジ

綾瀬JCが賀詞交歓会

2月8日

郷土の王者を語る

郷土の王者を語る

座間の元ボクサー

2月7日

お焚き上げ開催

栗原神社

お焚き上げ開催

3月8日と9日に人形を受付

2月7日

至高の休日スタイル 

神奈川・東京の注文住宅専門会社「RayCraft (加藤工務店)」

https://kato-koumuten.com/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 2月7日0:00更新

  • 1月31日0:00更新

  • 1月24日0:00更新

海老名・座間・綾瀬版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2025年2月12日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook