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公開日:2022.07.01
高校野球7校連合
打撃力で旋風を
中央農の監督選手、活躍誓う
第104回全国高等学校野球選手権神奈川大会が7月9日に開幕する。甲子園球場でのプレーを夢見て、参加170チーム(186校)が一発勝負のトーナメントを戦う。今夏の選手権大会では県内7校が一つのチームをつくる連合チームがある。その活動拠点の一つに海老名市内の中央農業がある。
連合チームを率いて5年目の夏に臨むのは石岡拓朗監督(34)。中央農業の監督に就任して3年目だ。2004年の第86回大会では、静岡の東海大翔洋のメンバーとして甲子園の土を踏んだ。進学した東海大学では2つ下に現巨人の菅野智之投手がいた。
高校時代からの目標だった指導者に就いて12年。昨年は連合チームの監督4年目で夏の初勝利を手にした。連合について石岡監督は「連合ならではの良さがある」と確信。新たな野球観を培っている。
7校の選手が集まっても、ベンチ入り20人の枠に14人の選手しかいない。2017年秋から共に戦う厚木清南、愛川、中央農業の連合は今年が5年目で、今夏はそこに麻生総合、津久井、橋本、吉田島が合流した。麻生総合(川崎市麻生区)と吉田島高校(開成町)とは約60キロ、電車で1時間40分の距離があるが、週末の合流でチームワークを高めてきた。
連合を組む各校の硬式野球部は、9人で試合をする野球でありながら、1人や2人でも部活動を続けてきた。石岡監督は「平日は1人で活動している選手はキャッチボール相手がいないため必然的に打撃の練習が多くなり打力がある。その結集が連合チームの最大の強み」と、攻撃野球に期待している。
先輩後輩
エースで主将の高橋直也選手(中央農業3年)は小学校4年生から野球を始め、中学の部活動を経て高校の3年間を連合チームで過ごした。昨年は初めて夏の1勝を経験した。平日は放課後の広いグラウンドで練習に取り組み、週末には連合の仲間と合流する。そんな生活が当たり前の部活動になった。ガッチリとした体格は野球選手そのもので、生徒会活動にも積極的に取り組むなど野球部員として学校生活も疎かにしない。
「今年は1回戦に勝てば強豪の横浜商業と横浜スタジアムで対戦できる。自分たちは強豪との対戦経験がないのでなんとか1勝してハマスタに行きたい」と、真っ黒に日焼けした顔で目を輝かせる。
中央農業の野球部員はこの高橋選手と2年生の高野山皇輝選手の2人。高野山選手は昨年秋に入部した。高橋選手について「野球部のお手本のような先輩で憧れの存在。高橋さんと少しでも長く野球がしたい」と話し、三塁手としての守備力を高めバットも振り込む。
7校連合の初戦は7月11日秦野球場の第2試合(12時30分〜)で川崎総合科学と対戦する。この試合に勝利すると14日の2回戦、横浜スタジアムで第1シードの横浜商業と対戦する。
今大会には7校連合のほか6チームが連合で出場する。7校による連合チームは選手権神奈川大会史上最多とみられる(本紙調べ)。
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