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海老名・座間・綾瀬 トップニュース社会

公開日:2025.06.27

海老名市
“文化交流拠点”を再整備へ
7階建て複合施設など

  • 整備事業計画地、赤丸部分に複合施設の建設が予定されている=提供・海老名市

 海老名市は海老名駅西側の公共施設が集積するエリア(めぐみ町)で、(仮称)海老名市文化交流拠点整備事業を進めている。計画案では地上7階建ての複合施設が建設される予定。市は同計画に関して7月18日(金)まで、市民意見の募集を実施している。

 複合施設の計画地は、海老名市立総合福祉会館・野外ギャラリー・海老名市商工会館・海老名市文化会館・海老名市中央図書館がある、市が文化ゾーンとして位置付ける地区の一部。整備計画は文化ゾーンを取り巻く状況や課題を整理するため、2021年3月に策定された基本構想に基づき進められている。24年8月には、現・海老名市商工会館の場所に複合施設を建設する計画などを記した、(仮称)海老名市文化交流拠点第1期整備指針を策定。その後、25年6月にまとめた基本計画案で、総合福祉会館・商工会館・野外ギャラリーのほか、海老名市民ギャラリー(同市中央)の機能が集約される、地上7階建ての複合施設の建設計画が示された。複合施設の敷地面積は約2000平方メートル、延床面積は約4400平方メートル。概算建築事業費は約56億円。

老朽化や稼働率に課題

 計画案を策定する中、市は昨年、海老名商工会議所や文化ゾーン内の施設の指定管理者、利用団体に課題や対策についてのヒアリングを行った。

 複合施設に集約される商工会館は老朽化、複合福祉会館・市民ギャラリーからは稼働率向上に対して課題の声などが上がった。隣接する文化会館は、音出し可能な居室の稼働率が現状99%以上ということもあり、新施設に防音機能を備えた居室の設置を求めている。また、学習室が常に混雑している中央図書館からは、学習室を補うスペースを要望する意見も出されている。

 市は7月18日(金)まで募集している、市民からの意見などを集約し今夏、事業計画案を計画としてまとめる考えだ。その後、今年度中に現・商工会館の解体や複合施設の建築設計に着手。29年度の完成を目指している。「『ステージガーデン』という施設のコンセプトに基づき、これまでそれぞれで活動していた施設がひとつになることで、新たな交流の促進につながれば」と市企画財政課の担当者は話す。

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