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公開日:2025.07.04
海老名市登別市
姉妹都市提携し10周年
120人が集い、節目を祝う
海老名市は北海道登別市との姉妹都市提携が10周年を迎えたことを記念し6月28日、レンブラントホテル海老名(海老名市中央)で記念式典と祝賀会を行った。両市関係者ら約120人が集い、交流の節目の年を祝った。
海老名市と登別市は2015年5月に姉妹都市提携を締結した。
そのきっかけとなったのは、海老名市が1994年に宮城県白石市と行った姉妹都市提携だった。交流の一環として2009年、海老名市の関係者らが白石市で行われた「白石市農業祭」に参加。そこには、すでに白石市と姉妹都市提携を結んでいた登別市の関係者らも参加しており、白石市が海老名市と登別市を引き合わせる形で両市の交流が始まった。両市は14年に姉妹都市締結への決意書に署名。さらに翌年、全国的にも珍しい3市での「トライアングル姉妹都市」が締結され、現在も交流が続く。
スポーツや教育で交流
姉妹都市提携10周年を迎えた両市は、スポーツや教育、物産などで互いの市を訪れるなど、「顔の見える交流」を図ってきた。
スポーツ交流では少年野球・水泳などで互いの市を訪問。教育関連では児童らが互いの小学校を訪れ、自分たちの学校を紹介する「豆記者交流」が行われている。また、両市のイベントに参加し合い物産を販売することで、市のPRにもつなげている。
ほかにも両市は災害援助協定も結んでおり、海老名市からは消防車両(ポンプ車)5台、登別市からはポニー2頭の寄贈が行われている。
「より深いつながりを」
6月28日に行われた記念式典と祝賀会には、海老名市・登別市の関係者のほか、両市の姉妹都市提携の”仲人”となった白石市の関係者が参加した。内野優海老名市長が「早いもので10周年となりますが、それ以前から3市はずっと仲良くやってまいりました。それを支えるのは市民の皆さんの交流。10周年を節目に、より深いつながりができるような形にしたい」と思いを語ったほか、関係者らのあいさつの後、新たに海老名市から消防車両1台の寄贈も行われた。
続いて行われた祝賀会では内野海老名市長、小笠原春一登別市長、山田裕一白石市長と3市交流の立て役者でもある白石市前市長の風間康静氏による鏡開きや合唱などのイベントが行われ、さらなる交流を深めた。
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