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公開日:2025.07.11
海老名市小・中学校
人口増で学区変更へ
今泉小児童、10年で7割増
海老名市は現在、マンション開発が続き人口の増加が顕著な海老名駅周辺の状況を踏まえ、周辺地区の小中学校の学区の変更を進めている。同地区内の今泉小学校の児童数は1136人。ここ10年で7割増加しており、早急な対策が課題となっていた。
海老名市は毎年9月ごろ、翌年の新入生の状況などを把握するため、住民記録を基にした推計を行っている。その中で特に人口の増加が著しいのが、大規模マンションの開発が目覚ましいめぐみ町や扇町を含む今泉小中学校の学区だ。
市の統計によると今泉小の児童数は2006年に635人。その後ゆるやかに増加していたが、20年に700人を超えたころから急増。22年846人(前年比70人増)、23年937人(同91人増)、24年1030人(同93人増)で、今年の児童数は1136人(同106人増)となっている。また、この先も26年に1395人、27年に1502人など、さらなる増加が想定されており、「見通し以上に増えている」と市就学支援課の担当者は話す。
この状況を受け市は具体的な対策案を検討。一時的な対応を図るための軽量鉄骨造校舎の建設に加え、学区の変更を行う方針となった。
学区の変更が行われるのは、現状、今泉小中学校の学区となっているめぐみ町。同地区の新入学児童・生徒は26年度から、隣接する海老名小中学校の学区となる。市によると同地区には、来春小学校に入学する児童が、1クラス分の約35人居住しているという。
8月に説明会
市は保護者らを対象に8月9日(土)午前10時から、今泉小学校校児童の急増に対する説明会を海老名市文化会館で行う。
当日は、同校児童数の推移、学区の変更、軽量鉄骨造校舎の建設のほか、児童数の多い同校の安全に配慮した教育活動についての説明が行われる。学区の変更に際し、懸念される通学路について市担当者は「交通量が多い場所を通ることも想定されている。今後、保護者と学校が協議していく形になる」としている。また、児童数が1500人を超えることが想定されている中、「一番大事なのは子どもたちの安全と安心が確保されていること。それに向けてできる対策を行っていくので、保護者の方たちには安心して子どもを通わせていただきたい」と話した。
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