海老名・座間・綾瀬 トップニュース社会
公開日:2025.08.15
海老名市
終戦80年、平和を祈念
遺族ら約200人が参加
太平洋戦争で亡くなった戦没者を追悼する海老名市戦没者追悼式が8月2日、海老名市文化会館で行われた。1945年8月の終戦から80年の節目。遺族や来賓ら約200人が参加した。
海老名市戦没者追悼式は、先の大戦で亡くなった市内の戦没者480余柱に対し哀悼の誠をささげ、世界の恒久平和を祈念するため毎年開催されている。今年は海老名市遺族会の会員、内野優市長、長田進治神奈川県議会議長、市内中学生ら205人が参加した。
戦争体験を未来へ
戦争体験を語る講話では、同遺族会の吉川伸一さんの動画が上映された。吉川さんが生まれ育ったのは海老名市南部の本郷地区。45年7月16日から17日にかけてB29が飛来した際、8歳だった。家族6人で防空壕(ごう)に避難し、時々外を見ていると南の方の上空が真っ赤に染まっているのがわかり、「平塚が燃えていることがわかり、戦争の恐ろしさを実感した」と鮮明な記憶が語られた。
内野市長は「戦後80年の節目。戦争による破壊の記憶を風化させることなく、平和の尊さや未来を守る責務を感じる」と話した。
海老名市遺族会会長で神奈川県遺族会常務理事を務める濱田望さんは「ご遺族は若くても80代となり、遺族会は高齢化している。県内でも活動を続けられなくなっている会もある」と指摘。その上で「遺族は世代が代わっても遺族。語り部の活動にも取り組んでいきたい」と思いを語った。
追悼の言葉に続き、海老名市民オペラ合唱団、有馬中学校合唱部、今泉中学校吹奏楽部による合唱と演奏も実施。出演者と参加者が一緒に「故郷」を歌う場面もあり、会場全体で80年の節目に思いをはせた。
ピックアップ
意見広告・議会報告
海老名・座間・綾瀬 トップニュースの新着記事
コラム
求人特集
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











