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公開日:2025.08.29

座間市の酒販有志
ひまわり焼酎復活へ
茨城で製造 4月販売

  • 収穫したひまわりを乾燥させる

 座間市でひまわりの焼酎が復活する。製造を依頼していた福岡県の蔵元が昨年事業停止し製造できなくなったが、新たな蔵元の協力を得て、新名称「ひまわりゴールド」として、来年4月から販売することになった。

 この焼酎は「ひまわりまつり」の花を活用し、2002年からスタートした。県央小売酒販組合座間支部が、農家などによるひまわり推進協議会の協力で製造してきた。コロナ禍で製造できない年も乗り越えたが、昨年、製造を依頼していた福岡県の蔵元が事業を停止し、限られた在庫の販売に。同支部も会員数減少などで来年無くなる見込みとなった。

 こうした中、座間の名産品を復活させようと、ますや酒店(相武台)・三河屋酒店(同)・若林酒店(座間)・恵比寿酒米店(立野台)・中沢商店(緑ケ丘)・マヤ商店(東原)が「座間市酒類研究会」を結成。ひまわり推進協の力添えも得て製造再開を決めた。種は油が出るため加工が難しく、各地の酒造会社に打診し、茨城県常陸太田市の(株)剛烈酒造が受け入れてくれることになった。

より香ばしく

 中新田や四ツ谷のひまわりまつり会場だった場所では、8月17日から咲き終えた花を収穫。各店頭で干したのち鉄のタワシでこすって種を集め、100kgの収穫を目指している。品種の「ハイブリッドサンフラワー」は黒いごまのようだ。

 茨城に持ち込んだ後は主原料の麦とあわせて醸造、さらに蒸留して寝かせる。「味わいは以前よりも香ばしく柔らかく」仕上げる予定だ。名前は「輝く太陽の下で育った」をイメージで「ひまわりゴールド」とし、千本を4月から販売する。

 パッケージデザインや価格などは検討中だが、研究会の松橋淳郎さん(ますや酒店)は「ふるさと納税でも使える、土産品にも手ごろな品にしたい。研究会以外の店でも販売してもらえたら」と話している。

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