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海老名・座間・綾瀬 トップニュース教育

公開日:2025.08.29

綾瀬市小中学校
AIさらに活用へ
ドリルの手書き回答判別

  • 手書きの回答も判別(上)、回答時間や正答率なども個々に把握できる(下) ベネッセコーポレーション提供

 綾瀬市の小中学校の国語・算数(数学)・理科・社会・英語で、9月からタブレット用の新しいAI搭載学習ドリルを導入する。手書き回答を判別し、理解度に合った課題が出せるほか、教員の負担を軽減する機能もある。

 AI搭載ドリル導入は4月に定めた「DX推進計画」の一部でも示されている。市内小中学校では5年前から別のAI搭載ドリルを使ってきたが、契約更新を節目にさらにAIを活用した(株)ベネッセコーポレーションの「ミライシード」のアプリ「ドリルパーク」を採用。厚木市や相模原市など県内自治体の半数以上でも採用されている。

 市教育研究所は「これまで使ってきたドリルは、答えを候補の中から選ぶ形だったが、新しいドリルパークはタッチペンで手書きでき、多様な回答に対応できる」と話す。例えば漢字の書き順やとめ、はねもチェックし、回答だけでなく手書きの計算式も保存できる。AIは一人一人の解答データを蓄積し、つまづきを克服する問題や解説も表示。教員は回答時間や正答率、学年やクラス平均も把握できる。

 別のアプリ「テストパーク」は、テストの採点時間を短縮して最短で授業中に返却できるほか、授業支援機能「オクリンクプラス」では、子どもたちの意見を集約し画面に投影できるなど、教員の負担を減らす機能もある。新ソフトの導入費用はオンラインサポートも含め、3年契約で約6千万円。

 市内小中学校では5年リースで児童生徒一人一人に貸与してきたタブレット(約6400台分)も、この秋タッチペン付きに新調する。以前より通信が遅くなる不具合が起きにくい仕様になるという。

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