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海老名・座間・綾瀬 トップニュース社会

公開日:2025.09.26

海老名商工会議所
整備事業に伴い移転
跡地に7階建て複合施設

  • 1980年に竣工した商工会館

 海老名商工会議所(三田佳美会頭)が10月1日(水)、海老名市文化会館に事務所を移転する。(仮称)海老名市文化交流拠点整備事業に伴うもので、同商工会議所のある海老名市商工会館の場所には7階建ての複合施設が計画されている。完成後、商工会議所も入居する予定だ。

 海老名市は現在、商工会館を含む、海老名駅西側の公共施設が集積するエリア(めぐみ町)で、(仮称)海老名市文化交流拠点整備事業第1期基本計画を進めている。計画では地上7階建ての複合施設が建設され、2029年度に供用が開始される予定。

 複合施設の計画地は、市が文化ゾーンとして位置付ける地区の一部。現在、海老名市商工会館・海老名市立総合福祉会館・野外ギャラリー・海老名市文化会館・海老名市中央図書館がある。

 同事業は文化ゾーンを取り巻く状況や課題を整理するため、21年3月に策定された基本構想に基づき進められている。基本計画では、総合福祉会館・商工会館・野外ギャラリーのほか、海老名市民ギャラリー(同市中央)の機能が集約される、地上7階建ての複合施設の建設計画が示された。複合施設の敷地面積は約2000平方メートル、延床面積は約4400平方メートル。概算建築事業費は約56億円。

築45年、進む老朽化

 海老名商工会議所は1961年、海老名町商工会として設立された。設立当時の会員数は156だった。

 海老名市商工会館は1980年4月、同商工会議所の活動拠点として竣工した。鉄骨鉄筋コンクリート造地上5階建てで、事務所機能のほか、大ホールや小会議室の施設も備わっている。しかし、築45年が経過した建物は外壁タイルのはがれや給排水設備の故障のほか、建物自体のクラックも目に付く状況になっている。

 同会議所の木村洋専務理事は「市と協力して事業を進め、広く市民に開かれた施設にしていくことができれば」と思いを話す。

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