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伊勢原 人物風土記

公開日:2012.04.13

4月1日付で伊勢原市消防団長に就任
加藤 重治さん
池端在住 52歳

仲間を地域を大切に



 ○…昨年3月の東日本大震災を経験し、今まで以上に注目される消防団。団員は日常の仕事を持つ市民で構成され、火災や災害時に消防本部をサポートして消火・救助活動を行う。入団から31年、地域を災害から守り続け、4月1日付けで消防団員345人をまとめる団長に就任。「『自分たちの街は自分たちで守る』を合言葉に、予防はもちろん、起きてしまった災害を最小限に食い止められるように活動をしたい」と話す。



 ○…地元の先輩に誘われて入団。「初めての火災出動後、しばらくはサイレンの音に敏感になっちゃったよ」と当時を思い出す。消防団は月2回の巡回をはじめ、救命講習や機器の勉強、放水訓練などを行う。最近は自営業者だけでなく会社員の団員も増えた。「みんなが活動できる環境作りを目指したい」と、街を守るために集まった仲間を大切にした消防団を作っていく。



 ○…市内池端で年間25万ポット以上の花を育てる加藤花園。代々は野菜や稲作の農家だったが、20歳の時に県国際農業研究会の支援でオランダへ留学。花を学び、新たに花園を始めた。「昔から花が好きだったんですよ」と笑う。優しい笑顔に力強い行動力。当時の恩返しと農業振興のため、研究会会長を務めたこともある。同園のキャッチコピー『花いっぱいうるおい生活』も自分で考えた。今はパンジーなど春の花が最盛期、忙しく花を育てながらも、地元の祭りの手伝いなど、地域の輪を大切にする。



 ○…生まれ育った池端、大山が綺麗に見えるハウスが大好きな場所。生き物を扱う仕事、結婚当初は長期休みが作れず、新婚旅行は一泊で大山へ。しばらくして落ち着いた頃、2度目の新婚旅行として思い出のオランダに行った。「ブームではなく、オランダのように、どこの家でも飾ってくれるように花を育てたい」と微笑んだ。





 

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